いま放送している Tシャツが乾くまで というドラマを観ていて、ふと自分のような人を見つけた。


充という旦那さん。
子どものころの家庭環境が原因で、
逃避癖がある、と語っていた。

両親は自分に無関心で、
遊んでもくれなかったし話も聞いてくれなかった。
唯一、喫茶店のマスターだけが自分の話を聞いてくれる大人だった。

周りに気を遣いながら
普通の人のフリをして馴染むように頑張るけれど
ある日突然、偽りの自分や人間関係、全てが嫌になって、全てを断ち切ってその場から逃避してしまう、という話。


第7話だったか、
充がこの話を奥さんの咲子にしているのを観て、
自分はかなりこれに近い、と気付かされた。


幼い頃の充の再現シーンを観ていると、
自分と重なる部分が多々あった。


勉強以外はあまり関心を示さない母、
会話のない父、
遊びも楽しい会話もほぼ無かった両親との関係。
唯一私の話を聞いてくれた近所のたかちゃん。
兄のことで常に周囲を伺い、大人の顔色を見て育った幼少期。
信頼した友達も恋人も、
兄のことを話すと何故かいじめてきたり、
お別れになることが多かった過去。


そんな環境や過去の出来事のせいか、
私は大人になると様々なコミュニティを突然スパッと切って人間関係を断っていた気がする。


学生時代に頑張って入ったスタバのオープニングバイトも、
大学のテニスサークルも、
海外留学で出会ったたくさんの留学仲間のコミュニティも、
就職した超一流企業も、
ママになってようやく掴んだある雑誌の読者エディターも、

各々の難関な試験や選考を必死にくぐりぬけて
ようやく掴んだものだったはずなのに。
仲間たちと問題なく楽しく過ごしていたはずなのに。
でも、どんな場所でも集団のなかにしばらく属して人間関係が深まってくると、いつもその場から逃げてその人間関係を断ち切りたくなるのだ。


現にこれら全て自ら辞め、
今は、仲間たちとはほぼ誰とも連絡を取っていない。


そんなこんなで、今まで自分では気づかなかったけど、私も様々なコミュニティから逃避してきたようだ。


何がそうさせるのか。
どうしてそうなるのかは、自分ではよく分からない。
ただ、幼いころからあまりにも周りの大人の顔色を伺い過ぎて、その顔の奥にある違う顔を見過ぎで、
人というものに対してある種の拒否反応が出てくるのかもしれない。


今、私は娘の学校のママ友たちと濃密な時間を過ごしていて、正直とてもしんどくなる。


でも娘のために、いまは逃げるわけにはいかない。