夏休みに娘のお友だちと遊んだ時、風邪を貰ってしまったようで副鼻腔炎になった。
耳鼻科で頂いた薬を飲みながら、薬の粒を見るといつもあるサプリメントを思い出す。
ご存知の方は少ないかも知れないけれど、
今もあるのかな‥梅丹(めいたん)という黒くて丸い粒状のサプリメント。
梅の酸味もありつつも、
ドス黒くてまあまあの大きさのあるサプリメントがいつも我が家には常備されていた。
何に効くのか何が良いのか分からないけれど、
母は健康に良い、と聞くや否や
兄が少しでも良くなるのでは‥と、梅丹だけに留まらず、ありとあらゆるサプリメントを買い揃えて食卓に整然と並べていた。
兄はもちろん、ついでのように私も多い時には5種類ほどのサプリメントを食事の後に飲まされてていて、それが苦痛で仕方なかった。
粒もあれば粉もあり、ねっとりとした液状のものや
ゼリー状のもの。様々な種類のサプリメントを兄のついでなのか、幼いころから私も飲まされていた。
そんな数々のサプリメントを飲まされている割に、私は昔から常に体調が良くなくて、
中年になったいまでは、数多くの持病を抱えている。
スタートは、小5でストレス性胃炎になりバリューム検査をしたし、
アトピー性皮膚炎も酷かった。
高校生では突発性難聴にもなったし、
大人になってからは、国の指定難病や糖尿病、
緑内障に果ては脳血管の問題で頭の手術までした。
しかし、兄は自閉症以外は未だに何一つ病気をしていない。
風邪一つ滅多にひくこともない。
要するに、
病の元凶は、ストレス なのだと思う。
同じ環境で育ち、
同じものを食べ、
ありとあらゆるサプリを飲まされてきたが、
幼い頃からかなりのストレスに晒されていた私は、いまこの年になってくると、様々なところにガタが出てきているのだから。
普通の子どものようにのほほんと過ごしていたら、
きっとここまで様々な病を抱えることはなかったのでは、と考えてしまう。
そんな私の体調を目の当たりにする度に、
母はいつも
ようくんはこんなんやし、あんたまでそんな病弱で‥。全部私のせいやわ。ほんま、情けない‥
とウジウジと言っても仕方のないことを言うのだ。
そうやって言われる度に、
私は自分自身が不良品だと言われているようで辛くなる。
ただただ、体調大丈夫?と私の健康を案じて優しく接してくれるだけで十分なのに、
何故か母にはそういうことができないのだ。
いつも不幸を悲観し、それを私にぶつけ、
負の感情を私に与えてくるのだ。
兄のことも、私の体調のことも、
母がもっと前向きに明るく温かく捉えてくれたら、
きっともっと違った母娘になれた気がしてしまうのだ。