夏休みも残り半分を切り
我が家でも娘の登校に備えて少しずつ持ち物の準備を始めている。
新学期といえば、
雑巾の提出が今もあるようで、これはいつの時代も変わらないんだな、と懐かしさに浸る。
今は100均などで縫われたものが手軽に手に入る。恵まれた時代なので、ミシンを出す手間を考えて、我が家でも100均様から調達した。
そんな新学期の雑巾といえば、
もちろん幼い私は自分で縫っていた。
あの頃は100均なんて便利な存在はまだ無かったので、みんなお母さんが縫って持たせていた。
もちろん我が家ではご多分にもれず母は縫ってくれなかったので、1年生のころから黙って自分で縫っていた。
古くなったタオルを持ってきて、
どこから学んだのか覚えていないけれど
指にたくさん針穴をあけながら
自分で縫って提出していた。
そのうち裁縫の腕があがり
フェルトで人形なんかも作り始め、
母に得意げに見せていた記憶がある。
あんたは手先が器用やな!
私が縫うよりあんたが縫って持って行ったほうがいいわ。
母はいつもそんなようなことを言っていた。
そのセリフで思い出したが、
母はアイロンもしてくれたことはなく、
物心がついた頃には、手先が器用やからうまい!と言われ、アイロンも自分でやっていた。
でも不思議なことに、
体操服などにつけるゼッケンは
母が縫い付けていた。
個人も特定されるし目立つものだから、
拙い子供の手でやったと見えると先生の心象を気にしたのか、
理由は分からないが、今となっては、それももうどうでも良かった。
あの頃にも100均があったら、
私も血だらけの手で縫うこともなかったのかもしれない‥
娘の新学期の支度をしながら
そんなことを考えていた。