先日、娘と映画を観に行った

 

観終わった後は、いつも娘と映画についての感想を言い合ったりして

私にとって映画鑑賞は

子どもの成長を感じられる貴重な時間になっている

 

 

子どものころから私は映画を観ることが大好きだった

 

 

毎週 金曜ロードショーで映画を観ることを楽しみにしている子供だったけれど

映画館で映画をみたのは、たった一度だけ

 

祖父にねだって、

一度だけドラえもんの映画を観に連れて行ってもらったことがある

 

当時まだ珍しかった、

青と赤のフィルムが貼られた眼鏡をかけて観ると

映像が飛び出して見える、という3D映画で

どうしてもその飛び出し具合を体験したくて

祖父にお願いして一緒に行ってもらった記憶がある

 

ただ、祖父は映画館で配られたその眼鏡を

持っていた買い物袋にしまってしまい

暗い館内で眼鏡を取り出すのが間に合わず

結局飛び出すところを体感できなかった、、、

という切ない思い出

 

 

長い長い子供時代、

私が映画館で映画を観られたのは

たったその一度きりだった

 

 

当時から、夏休みなどは

ドラえもんなどの子供映画が毎年決まって上映され

幼い私は何度か母に観に連れて行ってほしい!

とおねだりしたことがある

 

しかし、母は

自閉症の兄を連れて映画館は行けないから

という理由で一度も連れて行ってはくれなかった

 

うちにはゆうくん(兄)がいるから、無理。

 

いつも母のお決まりのセリフだった

 

それを言われたら、私は黙らざるを得ず

自分まで母に面倒を掛けまいとぐっと飲みこんで

色々なことを我慢していた記憶がある

 

 

静かな映画館で映画を観るのは、

確かにようくんが居たら無理だよね・・

 

 

そう納得して我慢していた

 

 

でも大人になってみて振り返ると

そんなことは無いと分かった

 

 

当時の母は、自分の習い事やPTAなどのときは

自営業である父に兄を預けていたし

私たち兄弟を父に任せて、百貨店など一人でよく外出していた

 

 

私の希望を叶えよう、という気があれば

兄は父に預けるなどして

数時間くらい幾らだって自由になった筈だ

 

 

でも当時の私は

兄がいるから無理だ、と言われたら、

それ以上自分の希望を主張できなかった

 

仕方ないことだと自分に言い聞かせ

色々なことに無理やり納得し、自分の気持ちに折り合いをつけていた

 

 

いま自分が大人になり、娘を育てるなかで

大切な人と一緒に映画館で大好きな映画を楽しめる、

娘が行きたいと言ったところに連れて行ってあげられる、

それが私にとってはこの上なく幸せなことだ

 

自分が叶えてもらえなかった幼い日々の希望を

娘を通して成就させてあげることで

当時の小さな自分の気持ちまで 癒してあげられているような気がしている