ラズちゃんの冒険・その3 「すれ違う母と子」
【前回までのあらすじ】
ブリーダーさん、そして
パパ・Lくん、ママ・Nちゃんに会うために、
電車でブリーダーさん宅に向かった、さえちんとラズちゃん。
年末にも4日間ステイしたのですが、
パパママにゃんずと再会したラズちゃんは、
とっても緊張しています・・・
ママが近づいてきても、ラズちゃんは、
キャリーバッグから、なかなか出られずにいます。
ここで、ブリーダーさんが、
ラズちゃんをおもちゃで誘い出す作戦決行!
部屋に来て最初に、パパのLくんが近づいたせいか、
なかなか緊張が解けないラズちゃん。
そこで、やっぱり下のリビングへ
Nちゃんとラズちゃんを連れて行くことにしました。
下へ来て、途中から様子が変わってきました。
ブリーダーさん曰く、
ネコ同士だと、小さい方が大きい方へ、
寄っていくものだそうです。
ママだって、思い出したんでしょうか?
でも、哀しいかな、
ラズちゃんが近づいていくようになると、
今度はNちゃんがラズちゃんに・・・
ラズちゃん、切ないなぁ・・・(ノ_・。)
そして、事件が起きました。
ラズちゃんがNちゃんを追っていると、
ある時、お洋服がズレてしまったのか、
右前足が袖穴から抜けて、襟ぐりに入ってしまったのです。
(↑襟の穴から、頭と足が出ている状態)
右足の自由がなくなって、ビックリしたラズちゃんは、
私が直そうと近づくと、鳴きながらダッシュで逃走。
そして、その鳴き声に驚いたNちゃんが
反射的に、ラズちゃんを走って追いかけ、
その勢いに動揺したラズちゃんは、
すっかり縮こまってしまいました・・・
ああ、激しく後悔、です(T▽T;)
「きょうは寒いから」と、この日に限って、
日中もお洋服を着せましたが、
(※いつもは深夜しか着せません)
それがかえって徒になってしまいました。
着いたらすぐに脱がせようと思っていたのですが、
ラズちゃんがあまりに緊張していたため、
落ち着いてからでいいや、と後回しにしていたのです。
結局夕方まで、
ラズちゃんとNちゃんが一緒に遊んだり、
ともに毛繕いをすることはありませんでした。
内心、母と子の愛あふれる風景を、期待していたのに・・・
でも、年末にラズちゃんがお泊まりした時も、
1日目はこんな感じで、
2日目あたりから、「シャーッ」がなくなったそうです。
ブリーダーさん曰く、
ラズちゃんが
ひろちん&さえちんに引き取られていなくなってから、
ママのNちゃんは発情
も経験しているので、
ラズちゃんが自分の子どもだという認識は
既になくなっているのではないかということでした。
帰りの車、電車の中では、
ラズちゃんも、すっかり落ち着きました。
電車は空いていて座れたので、
おひざにキャリーを抱えて、
ラズちゃんの様子をのぞいたところ、
車内の人の様子を、キョロキョロ眺めていました( ´艸`)
電車と車は、全然、大丈夫!
他のネコちゃんとも、すぐには仲良くはできないけど、
そんなに心配することもない_かな?
とりあえず、ラズちゃんの冒険は、これで終わり。
思いきって出かけてみて、いい経験になりました。
家に着いて、安心した顔で眠るラズちゃんが、
これまで以上に、
愛しく思える気がしてなりませんでした。












