それから、
俺たちは日が暮れるまで抱き合った。
玄関で、風呂場で、寝室で。
場所を変えて、そのたびにまた最初から。
そして、回数を重ねていくごとにまるでそれが初めてかのように恥らうチャンミンに俺はいっそう夢中になった。
少し余裕が出てきたからか羞恥心が芽生えて
ところどころで俺を拒否する仕草に、どうしようもなく愛おしさが湧き上がる。
「そこ・・・・ダメだって・・」
お前が小さく恥らう。
「どうして?」
俺が、わざとそう尋ねる。
すると、睫を震わせて耳を赤くする。
それはまるで、初めて出会った中学生の頃のチャンミンをどこか思い出させて
何となくいけないことをしているような気持ちにもなる。
あの頃・・・
不思議とお前には触れちゃいけないと思っていた。
青すぎる果実みたいなお前は、まだ幼くて純粋そのものだった。
そんな無垢なものに、触れちゃいけない。
でも、心のどこかでふと堪らなく触れたくなる瞬間を確実に感じていたけど
まだその答えをあの頃の俺は知らなかった。
あぁ、そっか。
俺はきっとあの頃からお前のこと意識してのか・・・・
俺はあの頃からお前をこうしたかったんだ。
そう気づいたら、今までチャンミンに抱いてた違和感がいっきに消え去った。
お前は、俺の中でいつも不安定な存在そのものだった。
男のようで女みたいで
情熱的なのに、冷静で
強くて、そして脆い。
そんな正反対のものが共存しているチャンミンという人間に、
俺はどこか憧れてもいたし、そこに自分自身を投影して見ていた部分もあったんだと思う。
だから、大事にしたかったし、触れることが怖かった。
いつのまにか自分の本心にも気づかないぐらいお前のことが大事すぎて、大切にしすぎていたみたいだ。
すとんと心に落ちた答えは
意外すぎるほど単純だった。
俺は強く腰を打ちつけた。
「ひっ・・・・!!ぁぁ・・っっ・・・・!!」
声にならない声でチャンミンが叫ぶ。
もう声も擦れている。
どうかしてる。
もうお互いに疲れ果ててるはずなのに、こんなになってでも、まだ俺はお前を欲しいと思うんだ。
でも、お前も同じみたいだ。
打ち付けるたびに足を絡めて俺を放そうとはしない。
それから暫くしてようやく、力尽きて俺たちは眠りについた。
今日だけで何度求め、求められただろう。
これまで一緒にいた時間の分だけ、満たしたいと思う。
満たされたいと思う。
隣で寝息を立てているチャンミンにそっと近づく。
今までみたことのないぐらい短い前髪、襟足。
確かに、俺の知らないチャンミンの生活が存在している。
これが今の現実。
明日からはまた離れ離れ。
今度はいつ会えるのかすら分からない。
もう既に会いたいと思う。
明日のチャンミンに、明後日のチャンミンに。
「会いたいよ、チャンミン・・・」
傍にいるのに、そう言葉にした。
こんな馬鹿な言葉にお前は何て答えるだろう。
『ここにいるのに』
そう言っていつものように片方の目を細めて笑うんだろうか。
そうだといい。
眠っているときも特徴のある大きな瞳に俺はそっとキスをした。
一瞬睫が震えた。
まだ起きないで。
今日がずっと続けばいいのに。
そう思いながら切なくて甘いチャンミンの体温ごと抱きしめた。
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遅くなりましたが、明けましておめでとうございます。
今年も不定期更新ではありますが、細々と書いていければと思いますので
お暇なときに覗いてもらえると嬉しいです。
そして明日から名古屋ライブ。
行かれる方は楽しんでくださいね。
私は来週の京セラです。楽しみです。