無言でズンズンと歩くユノに手を引かれて、僕らはユノのマンションに入った。

 

 

後ろ手でグイっとドアを閉めて、鍵がロックされた音と共に

僕らは噛み付くようなキスを交わした。

ユノも本気だったけど、僕も本気だった。

 

 

このまま噛みちぎってしまうんじゃないかっていうぐらい、舌を絡ませる。

溶け合う唾液が口から零れて首元を伝う。

 

それをあなたが指で絡めとり、僕の口の中をかき回す。

時折むせるような苦しさを感じながら、それでも僕の舌はあなたの長い指を

追いかける。

 

 

愛の囁きとか、優しいキスとか、抱擁とかそういうのより僕らはただ熱を欲した。

こういうとき、僕らはやっぱり男同士なんだと思う。

女みたいに優しさなんて求めない。

力づくで倒されて、それを全身で受け止める。

 

そして、それを受け止められるのは僕しかいない。

そう思うと、心の奥底から今まで感じたことのない優越感が湧き上がる。

 

 

僕だけが見れるユノ。

僕だけが知ってるユノ。

 

 

まるで今までの自分じゃないみたいに、次から次に湧き上がってくる独占欲とか

優越感が僕を支配していく。

 

雨雲がさらに水を含んで大きく膨らんでいくように

僕の気持ちも膨らんでいく。

 

僕だけにもっと見せて。

僕だけにもっと教えて。

 

 

僕もユノも本能を剥き出しにして理性なんて捨てて求め合うことだけに集中した。

 

乱暴に互いの服を脱がせあう。

久しぶりに素肌で触れあったその体温に悦び震え硬くなる僕自身を

思わずあなたの腰に摺り寄せた。

 

 

キスだけで熱を帯びた僕のものに、ユノの長くて綺麗な指が絡んで強い刺激が

突然僕を襲う。

 

 

「・・・・あぁっ!!」

突然の甘い疼きに背中が痺れる。

 

規則的に送られる刺激に思わず腰が引けて、

それを制止されるようにぐっと壁に押し付けられ逃げ場を失う。

 

 

 

「ずっと、抱きたかった。あの夜のことが忘れられなかった・・・」

 

 

キスの合間に聞こえた熱い吐息混じりのあなたの告白。

 

僕も忘れたことなんて無かった。

 

器用に動くその長い指も、波打ちながら僕を突き刺した熱い欲望も、

あの日から僕の腹の奥底で思い出されては疼いて仕方なかった。

 

 

目の前にある分厚い胸元に頬を摺り寄せて思い切り息を吸い込む。

 

恋しかった香りがここにある。

 

 

「ユノ・・・ユノ・・・」

 

 

 

その名前を呼ぶだけで切なさが溢れるのはどうしてだろう。

幸せなのに、怖かった。

 

 

 

 

 

 

 

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今回は短めですみません。

キリがいいところで切ったので、続きは明日UPする予定です。

どうぞお付き合い下さい。

 

京セラ参戦のみなさん、どうぞ楽しんでくださいね。