「統合の象徴」《錬金術編》 | 閲覧注意:木湯辺レイの怖いピアノブログ

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5月10日。恒例の、スーパーの無料カーネーション。早く行け、早くしないとなくなっちまう、と尻を叩かれて行ったよ、お婆婆さま。急かされるとカラダにくるんよ私。のろまぶりは生まれる前から。

今度は「統合の象徴」なる言葉が出てきた。

 

「統合の象徴」と言ったら、日本国憲法 でしょ?

 

”天皇は国民統合の象徴” でした。この文言は習うけど、その意味、教わってますか?

 

私が小中学生のころは、この言葉を習いながら、同時に、日本人は単一民族なので、よその国のような、異民族人種間のあつれきが無くて、平和である、と聞きました。ウソでしたけど。

 

そもそも、単一民族であるならば、「統合」する必要はないのです。少なくとも2つ以上の異なるものが同居しているから、「統合」しなくてはならないのです。憲法は原文が英文なので、それを見ると、the symbol of the unity of the people だそうです。

 

 

 

さて、前出の『魔術 深層意識の操作 ルッツ・ミュラー』に出てきた、「統合の象徴」。訳本の訳語なので、原語はすみません不明ですが、少なくともこれを翻訳してこの語を当てた訳者は、日本国憲法に同じ表現があることを承知でやったとしか思えません。

 




以下、この画の説明を転載:

 

対立物を統合する象徴としてのヘルメス=メルクリウス(ヴァレンティヌス『十二の鍵』、1678年)。ここでは、ヘルメス=メルクリウスが太陽と月、および二人の人物で象徴されている敵対しあう対立物、あるいは戦う対立物の中央に啓示の神のように立っている。両者を創造的に結合できるよう、蛇は上にあげなくてはならない地の身体的原理を、鷲は下にさげなくてはならない空の精神的原理を象徴する。ヘルメスは、この対立物の統合によって可能となる自己の統一性と全体性の経験を表わす。

 

【転載終了】

 

 

 

もう一つ、ヘルメス=メルクリウスの画。




説明転載:

 

錬金術の容器のなかのヘルメス(『沈黙の書』、1702年、部分図)。錬金術過程で変容するという物質としてのヘルメス。太陽と月のうえに立っているのは、対立を統合する彼の本性を暗示する。上部の太陽は、変容過程に必要な熱(感情の強度)を与え、鳥と雲は、ここで精神化過程、つまり意識化が問題になっていることを暗示する。心理学的に見るとヘルメスは、明と暗、女性的なものと男性的なもの、精神的なものと身体的なもの、意識と無意識を包摂する自己の全体性と逆説性を象徴している。自己実現の過程では、元来意識されない潜在的な人間の全体性が意識化され、実現されるといわれる。

 

【転載終了】