一緒に働いている子は
年齢がかなり下である。
かわいくていい子なのだけど
結構物忘れが多いのと
文章能力がたまにがつっと落ちることがある。
でもプライドが高いので
それを認めることはない。
「やってしまいました」と
よく言う割には、プライドが高いので人を突っ込むこと、忘れない。
なんでだろうと思うが
多分そのプライドの高さみたいなものが
見え隠れしているせいなのか
周囲のおっさん、じいさんたちは
彼女の言うことを
真に受けることがないときもある。
私のことは真剣に聞いてくれるような気がするが
なぜ彼女の言うことはいまいち「それはでも・・・」と
いって一回ちゃんと聞かないのかなあ?と
私ですら感じるほど
彼女はいまいち信頼されてない。
私は
結構、ひとのことはひとのことでどうでもいいので
彼女が失敗してもわれ関せず。助けることはすれど、感情移入せず。「大丈夫さ~」といつでもフラットに明るくカバー。
逆にカバーされることも多いしね。
でも今日
なんだろう。
過去の私の置き忘れた気持ちがむくむくと湧き上がったのだろう。
この間彼女がいない時にじいさんが言っていた
彼女の作成した書類に対する酷評の一部を
彼女に伝えてしまったのだ。
彼女はプライドが疼いた様子。
あ、私は何しているんだろう。
直後にそう思った。
彼女のプライドの高さ。
でも、その割に実質仕事ができてないことが多いってこと
知らせたかったのだ。
気が回らない。キャパオーバーすると適当にしすぎて
現場対応が大変になるという。
でも、若いから仕方ないのだが。
私は彼女に
自分の過去の一部を見たのだ。
プライドの高さ。
でも実質は
大したことがない。
いつのことだか
忘れた。
思い出したい。
自らの自惚れを捨て
能力がないことを
しるべしという
思い。
知らしめようという気持ち。
恥ずかしかったのだろうな。私は。
自分を責めたのだろうな。
だから彼女にこう感じる。
学生時代の自分だろうか?
高校の自分だろうか?
実は自信が何もないのに
周りにもてはやされていた時のこと。
あのときのことだろうか?
語りは一丁前のくせに
やらせると大したこともない。
そんな恥ずかしいこと、きっとあったのだ。
なんだろう。
男方面じゃないな。
仕事??
あ、上司になってからのことかも。
私より能力のある人たちの上司になってしまったから。
あの数年はきつかった。
知ったかぶったように数字分析し
実は内情、わかってないっていう。
どうやったらチームの売り上げが上がるか知らないくせに
ただ、やり過ごして結果論だけをまとめ上げる。
それだけで何も能力なんてなかった。
恨まれない、それだけの能力だった。
都合がよい上司だっただけなのかもしれない。
きっとそうだ。
そうだ。
思い出した。
でも一生懸命だった。
私の精いっぱいだったのだ。
悪意もなかった。
嫌われたくないという思いもあったが、皆のいいところも見えた。
理解できた。
私はダメだったけど、周りの人の個性やいいところを理解できただけでも
そういう気持ちで彼らと接していることができただけでも
まだ、私の存在意義はあったのかもしれない。
ダメだった。
けど私にできることをやった。
全部はできなかった。完璧じゃなかった。
何も1番になれなかった。
野心もなかった。
ひっぱってもいけない上司だった。
ただ、部下を承認し、個性を認め、良さを褒める、それだけの上司だった。
でもそれだけがわたしにできることだったのだ。それは実は自然とできることの延長でもあった。
努力もそこまでいらないものだった。
結局、それだけ。
できることしかしなかった。
今も、そしてきっとこれからも。
だから
それでいいのだ。
と
決着点。