わが子のために
何もできないなんて
親としては
それほど
つらいことはない
もしも
そうせざるを得ない状況だったとしても
いつまでも
後悔する
親とはそういうものだ
親というのは
子供がどんな時でも
助けたいと思っている
助けになることをしたいのだ
いつでも
どんなときでも
そう気づいた
自分が親になって
初めてわかったことだけど
子供のために
何もできないなんて
どんな状況であっても
子供のために力になれないなんて
まさに「拷問」だ
具合の悪い息子の面倒をみれないとか
お金で困っている息子を助けられないとか
息子がやりたいことをさせてあげられないとか
つらすぎる
親ってのは
いつでもそれにたいして
自分を責めたり後悔したり
いろいろ
そういう感情を抱えやすいのだ
特に母親は
だから
許す
親を。
私は許すことができる気がした
母親はきっとすごく自分を責めているかもしれない
そう考えたら
いたたまれない
親に失望させられても
自分を納得させるように
「これは仕方ないんだ、親も人間だし、大変なのだから。」と
怒りや悲しみ、失望を打ち消しながら生きても
「実際に」怒って悲しんで失望しても、同じこと
だって隠しても感じていることは一緒だから
私は実際に悲しかったし怒ったし失望した
でも
3年たって
許す気になったよ
もっともっと昔のこともね
だってきっと
彼らはひそかに
自分を責めている
私の望みをかなえられなかったことを
東京の大学にいかせられなかったことを
私が里帰りしたとき、両親ともにうつ病になって、私の負担になったこと
そのときはそのときで彼らも
自分自身で「これは、しかたない」と思えるだろう
けれども
親ってやつは
あとから
「自分たちが、もっとこうであったなら」と
思い返して
子供を思うのだ
そしてできなかったことを後悔するのだ
いつまでも、いつまでも。
親とはそういうものだ
わかっていたようで
さっき気付いたこと
見たくなかったんだ
やっと見る気になった
いつか
言葉にして彼らを楽にしてあげる機会があるといい