昔から、私はちょっと不思議な子供だったらしい。
今でも家族の間でよく話題に上がるのが
「祖母との別れ」です。
それは正月、祖母の家に遊びに行ったときのこと。
同年代のいとこ達とクタクタになるまで遊び、
楽しい時間を過ごした私は
おばあちゃんに「また来るね」の挨拶をしようと
祖母がいつもいる、縁側に向かいました。
縁側の日当たりの良い場所には大きな藤の椅子があり
おばあちゃんはいつもそこに座って
ニコニコと眩しそうに目を細めながら
忙しく動きまわる家族や
大騒ぎする孫達の姿をいつも眺めていました。
その日も、おばあちゃんはいつも通り縁側にいて
「今日、おうちに帰るよ」と伝えると
いつもしてくれるみたいに
私の頭をシワシワの大きな手で撫でて
「また、おいで」と言ってくれたのです。
でも、私は「またね」の一言が言えませんでした
なぜなら、その瞬間、今日帰ったらおばあちゃんに
もう二度と会えないのがわかってしまったから…
そこからは、謎の地団駄タイムがスタート
「おばあちゃんと離れたくない」
「帰りたくない」と泣きわめき駄々をこね
散々、周りの大人達を困らせたあげく、
泣き疲れて爆睡。父に抱えられたまま
車に乗せられ、福島から東京に戻ったのでした。
そこからのことはあまり記憶にないのですが
両親いわく、その二日後、
まだ薄暗い早朝に家の電話が鳴ったとき、
電話に出た兄の背中を眺めながら
私は「おばあちゃんがいっちゃった」と
シクシク泣いたそうです。
実際、それは祖母の死を知らせる電話で
本当に突然のことだったそうです。
あのとき、自分でも、
なぜそう思ったのかわからないし
大人になった今も自分では上手く説明できない
「よくわからない」出来事に多々出会います。
(そういうことが本当に沢山あるので
詳しい方がいたら教えていただきたい)
そんな私のちょっとフシギナハナシを
これからここにに残していきたいと思いますので
ご興味のある方がいらっしゃいましたら
お付き合いいただけると幸いです