※虫を含む写真がございますので閲覧注意願います。
こんばんわ。
あいこトリップです。
近所の市場のマレントート屋さん(昆虫の揚げ物屋さん)。
小蟹と蚕をそれぞれ20バーツずつ揚げてもらった時の事でした。ここのお店は揚げたてで美味しいのです。
「今日は旦那は来ないのかい?」
とお店のお姉さんが訊ねてきました。1、2週間に1回はマレントートを買っているので覚えてくれています。
「後で落ち合う予定だよ。」
と私は答えました。
私は、
「今日の売れ行きはどうですか?」
と訊ねました。
彼女は、
「商売あがったりさ。コロナになってからはずっとだね。」
と答えました。続けて、
「ほら、みんなコロナが怖いし、家路急ぐから。みんな晩御飯は必要だから買って通り過ぎて行くよ。」
とも話してくれました。
なるほど、料理をしないタイ人でも市場の中に入って晩御飯に何かしら購入しますが、お菓子ともおつまみともどっちつかずで、生活必需品ではない市場の外端に位置するマレントート屋にはもはや見向きもしないのだそうです。
それを聞いて胸が痛くなりました。
うまく返す言葉も見つからず、
「ありがとう。」
40バーツを払ってその場を去りましたが、大丈夫かなとなんだか心配になりました。
毎日朝夕、市場の端に1台のバイクを駐車させています。バイクの周辺にはガスボンベ付きの小さな揚げ物鍋が付いています。バイクの前には車輪付きの台があり、台の上には各種昆虫、小蟹、海老の頭部分などが入ったトレーが置いてあります。トレーの中身が見えるよう透明ビニールで覆われてショーケースのようになっており、お客さんたちはお好みの揚げ物をそこから選びます。彼女が立つ上には1人分の小さな日除け兼雨よけのビニール屋根が設置されており、そこで日々の暑さや雨をしのぎながら慎ましく営業されていらっしゃいます。
想像を絶する程、過酷な職環境ですが、その辺のだらけたタイ人接客とは比べものにならないほど逞しく、輝く笑顔で応対される姿は営業の鏡のような存在で、お会いする度いつも生きる力を頂いております。
注文した食材と金額で、昆虫をパンダンリーフといっしょに揚げて、味付けして、揚げたてのマレントートをグルメなタイ人のお客さんたちに提供してくれます。一連の流れはとても手際良いです。お客さんの殆どはこの近くの工業団地で働く会社員たち。1台のバイクの前に立って作業し、小さな店を切り盛りしています。1台のバイクホンダWAVEは移動車であると共に商売道具です。
コロナで色々と外出時の制限も出てしまいましたが、定期的に美味しいマレントートを食べることで大した金額にはなりませんが、微力ながらお店の売上に貢献できればと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
それではまた。
晩御飯はタイ料理。

