妻が読んでいます その34。

 『覆面作家は二人いる』

 北村薫 著

 角川書店



【送料無料】覆面作家は二人いる

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 ゴーストライターのことかと思ったが、主人公のペンネームが「覆面作家」らしい。


 私が小学校2年生の時、社会見学で近くのパン工場へ行った。そして感想文を書くのが、その日の宿題となった。
 私は深夜までかけて一所懸命に書き、翌日に提出したのだが、数日後の父兄懇談会に出席した母に、担任の先生はこう言った。

「あの感想文、ホンマに本人が書きましたか?」

 疑われた。親兄弟に書いてもらったのかと疑われたのだ。
 心外だった……。失礼な!

 しかしそんなことにはめげず、次の年、私はオリジナルの童話を2~3本書く。
 その後も作文を書くのは好きであった。小学校の卒業文集では「将来なりたい職業」として「作家」を挙げている。

 結局、書くことを職業にはしなかったが、ずっと書くことは苦手ではなく、30代後半に書いた中編私小説『北校舎』と掌編小説『ブルーウェーブ』が「コスモス文学新人賞」に入選。ちょっぴり自信をつけた。

 それからはこれと言って作品らしきものは書いていないが、ブログを書き始めて6年目。
 
「あれは実在のこと?」

 ブログの内容でさえ「フィクション」だの「ネタ」だの、創作された作品らしきものは書いていないが、ブログを書き始めて6年目。
 
「あれは実在のこと?」

 ブログの内容でさえ「フィクション」だの「ネタ」だの、創作された作り話かと思っている人がいるようで、時々訊ねられる。


 いっそのことブログも名前を伏せて、フィクションだということにして出版でもしていたら、意外と売れていたかもしれない……? まさかね。


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