夜明け前 | AGAINST THE WALL

AGAINST THE WALL

わすれはしないよかこのきみはずっと おそれはしないぜみらいもぼくはずっと

◾︎タイトルはbeautiful glider
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宇宙の日と言えば……
そう!ROVOのMDTフェスティバル!!!
前例通り飲食持ち込み可だったから、クーラーバックを買ってお酒をキンキンにしておき、業務用チー鱈を仕込み、完璧すぎる。
野外ライブ初めての雨で、どうなることやらと心配しつつ会場入り。
席も自由だから、例年通り下手側に荷物を置く。早速友人がビール缶をグビグビのんでいて、大丈夫かよ。とちょっと心配になる。わたしはもうBBAなので、レッドブルをキメたら、BBAかよ!と笑われる。悲しい。
ものすごい久しぶりに合羽を羽織って思ったのが、めっちゃ蒸れる。せっかく着てきた去年の(ダッサイ)MDTシャツが見えなくなる(かなりダッサイ)。
雨がやまないまま、ハナレグミとユザーンの登場。
そういえば、はちゃめちゃどうでもいいけど、物販で売られていたハナレグミのアルバムは、この日限定で消費税ユザーンさん持ちだったらしい。なにそれ、おもしろい!と友人と一緒に盛り上がった割にはなにも買わなかった。笑

ユザーンお得意の太鼓。すごかった。
ハナレグミってスーパーバタードックの人だったんだね、知らなかった。
雨に打たれながら聴くにはちょうど良い曲ばっかりだった。
途中、勝井さんが乱入して(今回のフェスT着ててダサいはずなのに最高に良かった…。カッコよすぎる。)とんでもないメロディーをかき鳴らしてた。久しぶりに野音でエレクトリックヴァイオリンの音を聴いて体が震えた。ロボまで待ちきれないよ。お酒のせいか何だかわからないけど、ドキドキが止まらない…とか思いながら座ってたら、盛り上がる友人二人から  おい!立てよ!!  と詰られる。体力温存しなきゃいけないのに、野外というだけではしゃがずにいられないんだよね。分かります。

続いてユアソン。雨脚は強まる。ROVOまでには止むかなとちょっと心配になる。チューハイごくごく飲んで、チー鱈ばくばく食べてたら大分酔った。前の席からじゃがりこを貰う。食べたら後ろの席の人に回してください。ってマザーテレサのような精神を持っていて感動した。

ユアソンって歌メロなイメージだったけど、すごくインストでよかった!!盛り上がった。(あんまり覚えていない。)






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気がつくと、雨はすっかり止んで、綺麗な月までのぞいている。晴れバンドROVO、雨に降られたこと無いねって勝井さんが言ってた。

いよいよ、ROVOだ!!!
それまでいっぱい飲んだのに、妙に頭が冴えていた。客席はファンの期待と興奮で満ちていた。そんな空気を爆発させたのは、SPICA。瞬く照明に、響き渡る美しいエレクトリックヴァイオリンに、背筋がゾワゾワっと鳥肌がたった。

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またこの場所で、ROVOの演奏を浴びられる。幸せ。

ライトに眩暈がした。あちこちで観客が興奮冷めやらぬ声を上げる。

旋律の、リズムの間が、観客を刺すように会場を一瞬に掻き乱す。それを黙って見つめる人や、踊り狂う人、叫ぶ人、両手をめいっぱい掲げる人。
どう楽しむかはそれぞれで、ただ、ROVOの演奏に魅力されている何百人もの人が思い思いに音に酔っている。
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続く新曲3曲も最高にかっこよかった。

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勝井さんがヴァイオリンを弾くたびに会場が揺れる。サイコーに気分がいい。ため息が出るぐらいカッコいい。幸せ。

今回は、フラッグからの曲が多かった。
続く、NA-X。ゆるやかなメロディー。酔いでフラフラしながら、観客が今か今かと息を潜めているのが分かる。だんだんとリズムは速まる…音と光がいっぱいになって、頭に血が上って、宇宙空間に放り出されてしまったかのような。
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 サイコーだ。(何回目だ。)

宇宙だ。ここでなら、呼吸ができる。

あっっっと言う間に、アンコール。勝井さんと山本精一がMCをはさんでいた。
アンコールもフラッグから、SUKHNA。この曲の出だしは、まさにROVOらしさを詰め込んだ宇宙感があると思う。

だめだ。全然言葉で表せ無い。
宇宙にいるのに、呼吸ができて、もはや自分が宙に浮いているような、はたまた、存在すらしていなかったかのような無重力感にとらわれる。会場全体がそんな空気で包み込まれる。たまにビッグバンのように観客が沸く、鼓動が速くなる。
燃え盛る流れ星のようなスピードでメロディーがわたしの間を駆け抜けていく。それにぶつかって、その度鳥肌がゾワゾワとたった。

爆発がはじけて、やがて暗闇に消えた。


あっという間だった。


空っぽになったステージを見つめながら吸ったキャスターがめちゃくちゃおいしくて目に沁みた。
来年もまた来ようねって笑った。





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◾︎切実に公務員と結婚したい。
公務員と結婚できるなら、チョコレート食べるのも我慢できる。