迷子になった覚えはない | AGAINST THE WALL

AGAINST THE WALL

わすれはしないよかこのきみはずっと おそれはしないぜみらいもぼくはずっと


◾︎タイトルはゆら帝のゆらゆら帝国で考え中


このごろバイトもあんまり入っていないし、授業もろくに出ないし、世界と私の距離がだんだん開いてきているきがする。学祭前ってのに余裕綽々ですね…。
なにしてるかって、泥のように床に伏しているし、風邪ひいたついでに咳喘息になるようなアホだし。どうにかしてくれ…!



◾︎最近私の中で「こいつら天才かよ…」と思った話なんだけど、
レベルファイブとかいうゲーム会社の戦略についてだ。

レベルファイブといえば「妖怪ウォッチ」が一世を風靡して、大人も子供も夢中になって妖怪メダルを集めるっていう社会現象を巻き起こしたんだけど、まず、妖怪ウォッチって何だ?っていう話しである。時計か?いや、時計も売ってるんだけど…。
実は、妖怪ウォッチ自体は凄まじいメディアミックスによって消費者に知らしめられているのだ。

メディアミックスと言うぐらいだから、様々なコンテンツで妖怪ウォッチが宣伝されているんだけど、アニメ、映画、アプリ、ゲーム、玩具、漫画…と多岐にわたる。しかも漫画も、月刊コロコロコミックだけでなく低年齢向けのコロコロイチバン!、さらには少女向け漫画でお馴染みのちゃおでも連載をしている。これの何がすごいって、普通バトル漫画は男の子向けだ!と少年向け漫画に狭めがちである。妖怪ウォッチ老若男女関係なく対象にしたのだ。

アニメのオープニングのようかい体操第一とかいうふざけた曲は、持ち前のキャッチーさと「よーでるよーでる♫」をはじめとする愉快な歌詞の語感が子供はもちろん親にもウケて、この奇妙な体操をテレビの前で踊る人々が続出するというムーブメントも巻き起こした。また、エンディングもオープニング同様、曲、踊りがアホみたいにキャッチーで耳に残る。

数打ちゃ当たる、確かにそうだ。しかし、その当てた弾がある程度しっかりしていないと獲物を捕らえることはできない。では、肝心の中身はどうなのかという話しになってくる。

"ある日、妖怪執事ウィスパーと出会い、妖怪を見ることのできる妖怪ウォッチを手に入れた主人公が、至る所に出没する妖怪達と友達になり、彼らと協力し、町の人々の悩み・問題を解決しながら物語の裏に潜む謎に迫る。"(wikipediaより)


へぇ~。

一見大した内容じゃないじゃないか、と思う。ところがどっこい実は中身もわりとヤバいのだ。

主人公が古いガチャガチャを見つけて回すところから物語は始まる。これはあくまでもフィクションで起きている。しかしレベルファイブはフィクションの世界を飛び出して「実際にガチャガチャを回してメダルを集められる」仕組みを世に生み出した。
このワクワク感は、かつてポケットモンスターのアニメが放映され、子供がテレビにかじりついていた頃を思い出して欲しい。
そこらへんにどうぐやさんがあって100円ぐらいでモンスターボールが手に入る。さらに草むらを歩けば、突然コラッタやらポッポやらが飛び出してきて、さっき買ったモンスターボールでそのモンスターをゲットできる!
という仕組みを任天堂が生み出したとしよう。今以上の大儲けが期待できる。
現実には無理な話だが、レベルファイブはそれを可能にした。
私が最もサイコーだと思うのは、リアルとフィクションの境目を限りなく無くしてしまうことだ。話はややそれるが、「AR機能」と言う言葉をたまに耳にする。このAR機能もリアルとフィクションをごっちゃにする効果を持つ。というのは、カメラなどの機器を通して見ることにより肉眼では見えないそこにないものが浮かび上がり、さらに映像として動き出すという機能である。IKEAがこの機能を活用した例を挙げたい。家具を試しに部屋に置いてみたい人向けに、部屋にカメラをかざすと好きな家具がまるでそこにあるかのように浮かび上がらせるというものだ。なんてサイコーなんだAR機能。もっともっと面白い使い方がありそうだ。
話を戻そう。主人公があの妖怪を捕まえたから、僕も頑張る!という行為がリアルで実現する。このようにリアルとフィクションの境目を見えなくする手段としてレベルファイブの戦略はかなり巧妙である。

しかもただメダルを売るのではなく、ガチャガチャに目をつけたところが鋭い。パズドラに始まる所謂ソーシャルゲームが、従来のゲーム機を追い越す勢いで人を魅了し続けるのは、レアキャラがほしいがためについつい課金してしまう"ギャンブル"的なシステムだ。この手軽さと、独占欲は上手いぐらいに人を動かす。

長々と書いてきたけど、妖怪ウォッチの一番評価すべき点は、ジバニャンの可愛さだ。と締めくくりたいぐらいに、愛らしいフォルム。彼は、ネズミでも犬でもない、猫の時代が到来したことを私たちに気づかせてくれたのだ。

photo:01




レベルファイブにはもっともっと面白いことに挑戦し続けて欲しい。私も何かしでかしたい。





iPhoneからの投稿