気候ネットワーク E-mailニュース 2009年1月10日<第285号> 転載です
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気候ネットワーク E-mailニュース 2009年1月10日<第285号>
H o t T a l k N o w ! ? 温 暖 化
ほっとくの!? おんだんか
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<私たちはめざします>
1)京都議定書の進展で世界の大幅削減を!
2)日本で2020年30%、2050年80%削減を!
3)環境重視の社会経済システムを!
4)市民・地域主導で温暖化防止の促進を!
5)政策決定プロセスに市民参加と情報公開を!
6)南北の公平をめざし、南の人々と連携を!
あけましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願い致します。
●推進本部幹事会、目達計画は「概ね見込み通り」
12月25日、地球温暖化対策推進本部第25回幹事会が開催され、京都議定書目標
達成計画の進捗状況について、各省の審議会での進捗点検(第283・284号参照)
を取りまとめたものが報告された。2007年度までの実績と2012年度までの見込み
を把握し、これらの見込みに照らした実績のトレンド等を評価し、対策・施策の
追加・強化等の状況を把握して取りまとめた結果、大半の対策について実績のト
レンドが概ね見込み通りであったとされた。また2007年度の原発の設備利用率の
低下による電力排出原単位の悪化が総排出量の増加に大きく影響を与えている
旨は記されているが、電気事業連合会が京都メカニズム等の活用により第1約束
期間の削減見込みを達成するとし、業界任せは変わっていない。(問合せ:環境
省地球温暖化対策課 TEL:03-5521-8249)
●2009年度政府予算案、閣議決定
12月24日、2009年度の政府予算案が閣議決定された。環境省の予算総額は
2292億円(対前年度比0%増)で、地球温暖化対策技術開発事業38.1億円(前年度
37.1億円)、国内排出量取引推進事業25億円(同2.5億円)などとなっている。
経済産業省予算では、京都メカニズムクレジットの購入218億円(同149億円)、
住宅用太陽光補助金291億円(新規)などとなっている。
●CCSにおける断層・地震など委員から報告
二酸化炭素回収・貯留(CCS)研究会は、12月24日に第3回CCS実施に係る安全
基準検討、同26日に第3回長期的な安全性確保検討の各ワーキンググループが
開かれ、断層・地震や地下情報の収集、坑井掘削の安全確保や帯水層貯留における
CO2挙動について委員からの報告があった。次回は、安全基準WGが19日、長期的
安全性WGが30日。(問合せ:経済産業省地球環境技術室 TEL:03-3501-1757)
●新エネ大量導入の系統対策・コスト負担まとめ
9日、低炭素電力供給システムに関する研究会第4回新エネルギー大量導入に伴
う系統安定化対策・コスト負担検討小委員会が開かれた。太陽光発電の大量導入
に伴うコストは、系統側に蓄電池を設置し配電対策を行うシナリオが4.61~4.72
兆円と3つのシナリオの中で最も経済的であるなどとする取りまとめを行った。
本小委の取りまとめは、26日に開かれる同研究会に報告される。(問合せ:資源
エネルギー庁電力市場整備課 TEL:03-3501-2963)
●45自治体で気候保護法の制定を求める決議
京都府・福島県・高知県・香川県の各地方議会において、気候保護法の制定を
求める意見書の決議が続いている。9月議会の高知県・高知市・札幌市とあわせ
て45自治体となっている。これらの意見書の決議状況はMAKE the RULEキャン
ペーンのWEBで見ることができる(www.maketherule.jp
)。(問合せ:MAKEthe
RULEキャンペーン TEL:03-3263-9210)
◆地域・自治体での温暖化対策と地域活性化◆
~地域を元気にする温暖化対策を考える~~
日時:1月17日(土)13:30~17:00
場所:池坊学園洗心館6F第1会議室(京都市下京区)
参加費:一般500円、気候ネットワーク会員無料
内容:研究報告「地方自治体を対象にしたアンケート調査結果」、事例報告
「地域活性化を視野に入れた温暖化対策事例」 、パネルディスカッション他 問合
せ:京都事務所
◆IGES地球環境セミナー2008 第2回◆
地球温暖化の行方 ~IGES白書を読む~
日時:1月27日(火)14:00~16:15 参加費:500円
場所:JICA 地球ひろば3F講堂(東京都渋谷区)
問合せ:財団法人地球環境戦略研究機関(IGES) TEL:046-855-3720
★「緑のgoo」が気候ネットワークとも連携★
goo(NTTレゾナントの検索サイト)は、「緑のgoo」という検索サービスをつう
じて、国際的な環境問題に取り組む団体を支援している。インターネットユー
ザーが検索を緑のgooに変えることで、緑のgooがその収益の15%相当分を環境保
護団体に寄付し、活動を支援する仕組み。気候ネットワークもこの活動サポート
の連携団体となっている。
http://green.goo.ne.jp/info/