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(カッコ内は前営業日比) ダウ工業株30種(ドル) .DJI 終値 11284.15(‐42.17) 前営業日終値 11326.32(‐51.70) ナスダック総合 .IXIC 終値 2285.56(‐25.40) 前営業日終値 2310.96(‐14.59) S&P総合500種指数 .GSPC .SPX 終値 1249.01(‐11.30) 前営業日終値 1260.31(‐ 7.07) -------------------------------------------------------------------------------- [ニューヨーク 4日 ロイター] 米国株式市場は続落。原油や金属価格の下落を受 け、エネルギー・商品関連株が売られた。また、住宅市場の低迷により金融機関の損失が 拡大するとの懸念が高まった。 ダウ工業株30種 .DJI は42.17ドル(0.37%)安の1万1284.15 ドル。 ナスダック総合指数 .IXIC は25.40ポイント(1.10%)安の 2285.56。 S&P総合500種指数 .GSPC .SPX は11.30ポイント(0.90%)安の 1249.01。 世界経済の減速で需要が落ち込むとの懸念などを背景に原油やその他の商品価格が下落 し、エクソンモービル XOM.N は3.9%安、シェブロン CVX.N は1.8%安。フリーポ ート・マクモラン・コパー&ゴールド FCX.N は12%急落した。 金融セクターは、英HSBCホールディングス HSBA.L HBC.N の上期決算でグループ 税引き前利益が28%減少したことが圧迫材料となった。米住宅ローンの焦げ付きと資産 の評価損で合計140億ドルの損失を処理したことが響いた。 ワコビア WB.N は、アナリストが売りを推奨したことを嫌気して10%近く下落した。 6月の個人消費支出(PCE)価格指数がインフレ圧力の高まりを示したことや、高級 住宅建設会社WCIコミュニティーズ WCI.N が米連邦破産法の適用を申請したことも地 合いを悪化させた。 ミラー・タバクの株式ストラテジスト、ピーター・ブックバール氏は「原油価格が下落 しているが、これは世界経済が減速しているためであり、投資家が期待したような万能薬 にはなっていない」と述べ、「弱気相場がエネルギー、商品、ハイテク株にも広がりつつ ある」との見方を示した。 S&P金融指数 .GSPF は1.3%安。 肥料関連株が売られ、テラ・インダストリーズ TRA.N は14.8%、モザイク MOS.N は10.9%、それぞれ急落した。 ダウ・ジョーンズ住宅建設株指数 .DJUSHB は1.7%安。WCIコミュニティーズは デフォルト(債務不履行)回避に必要な資金を調達できなかったとして、米連邦破産法 第11条の適用を申請したことを明らかにした。 ナスダック市場では、クアルコム QCOM.O が4.7%下落。モトローラ MOT.N が携帯 電話機部門の責任者にクアルコムの最高執行責任者(COO)を引き抜いたと発表したこ とが圧迫材料となった。