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(カッコ内は前営業日比) ダウ工業株30種(ドル) .DJI 終値 11349.28(‐283.10) 始値 11630.34 高値 11634.49 安値 11345.37 前営業日終値 11632.38(+29.88) ダウ輸送株20種 4945.30 (‐193.31) ダウ公共株15種 482.98 (‐2.78) NYSE出来高概算 16.44億株 値上がり(銘柄) 605 値下がり(銘柄) 2562 変わらず 59 S&P総合500種指数 .GSPC .SPX 終値 1282.19(+5.19) 始値 1280.28 高値 1290.64 安値 1276.53 ナスダック総合 .IXIC 終値 2280.11(‐45.77) 始値 2329.21 高値 2329.21 安値 2278.91 フィラデルフィア半導体株指数 .SOXX 335.59 (‐14.79) シカゴ日経平均先物9月限(ドル建て)終値 13430 (‐230)大証終値比 シカゴ日経平均先物9月限(円建て) 終値 13395 (‐265)大証終値比 -------------------------------------------------------------------------------- 急反落。米中古住宅販売が予想以上の落ち込みとなり、過去1週間に大幅に上昇してい た金融株に利益確定の売りが出た。 この日は原油価格が反発し、経済減速や企業、消費者に対するエネルギーコストの影響 を懸念する見方が再燃した。 ダウ指数がこの1カ月で最も大きく下げた。原油価格はこの日の反発を受け、最近の下 落局面が終わったとの見方が広がった。燃料コストの上昇に特に敏感に反応する航空株、 小売り株に売りが先行した。 全米リアルター協会(NAR)が発表した6月の中古住宅販売戸数は、年率での販売戸 数が10年ぶりの低水準となった。住宅市場の低迷を受けて巨額の損失が発生した金融株 が売られ、銀行株指数 .BKX は6.7%下落した。同指数は過去1週間で、約40%上昇 していた。 米国株式市場はここ数週間、値動きが極めて荒い展開となった。銀行の破たんに加えて、 米政府系住宅金融機関(GSE)の連邦住宅抵当金庫(ファニーメイ) FNM.N と連邦 住宅貸付抵当公社(フレディマック) FRE.N の支援策を盛り込んだ住宅関連法案策定な ど、さまざまなニュースを受けて株価は大きく揺れ動いた。住宅関連法案は23日夜に下 院で可決、26日に上院で承認されるとみられている。 ノース・スター・インベストメント・マネジメントのエリック・クビー最高投資責任者 (CIO)は「支援法案はセクターに対する信頼感を回復し、株価への圧力が一部後退し た。ただこのところの株価急伸は、終わったようだ」と指摘。「経済の状況をあらためて 見ると、住宅の在庫過剰が悪化していることが明らかだ」との見方を示した。 ファニーメイは20%近く下落。フレディマックは18.4%安。 金融株が軒並み売られ、シティグループ C.N が9.8%下落したほか、ゴールドマン・ サックス・グループ GS.N は4.1%下げた。 米債券運用会社パシフィック・インベストメント・マネジメント・カンパニー(PIM CO)のグロースCIOは、米住宅市場は1兆ドルの損失に直面している、との見方を示 した。そのうえで、米住宅市場を回復させる最良の手段は、米住宅関連法案とGSEの支 援措置を通じて、モーゲージのコストを低下させることだ、と主張している。 住宅建設大手ライランド・グループ RYL.N は19.1%下落。第2・四半期決算が予 想よりも大幅な赤字となったことが嫌気された。ダウ・ジョーンズ住宅建設株指数 .DJUSHB は12.5%下落した。 フォード F.N は15.3%下落した。北米でのピックアップトラックとスポーツ・ユ ーティリティー・ビークル(SUV)の販売が減少したことから、第2・四半期は予想を 上回る赤字計上となった。 また、ダウ・ケミカル DOW.N も、エネルギー価格の上昇を背景に第2・四半期決算で 純利益が市場予想を下回り、3.3%下落した。