米金融・債券市場展望=新築住宅販売に注目
| 米金融・債券市場展望=新築住宅販売に注目 | 8月24日 8時19分 |
[ニューヨーク 23日 ロイター] 24日の米国債市場では、新築住宅販売件数が米住宅市場問題の悪化を示す公算が大きく、国債市場には質への逃避による買いが入ることになりそうだ。 ただ、国債市場の投資家の関心は、株式市場や信用市場のニュースに集中しているため、予想を下回る数字となっても反応が鈍い可能性がある。 ブリーフィング・ドット・コムの国債市場アナリスト、ベス・マロイ氏は「あすの(住宅販売の)数字は非常に注目されるだろう。ただ、ハードルが下がっていることに注意が必要だ。これまで(の数字)よりも悪化すると予想している」と述べた。 ロイター通信の調査によると、7月の新築住宅販売件数は季節調整済み年換算で82万件と、前月の83万4000件から減少する見通し。発表時間は米東部時間24日午前10時(1400GMT)。 米住宅市場の問題は世界中の信用市場に波及し、信用収縮の懸念を引き起こした。これを受け、米連邦準備理事会(FRB)は短期金融市場に資金を供給し、銀行への貸出金利に適用される公定歩合を引き下げた。 アナリストは、仮に住宅販売が下ぶれしても、FRBは次回9月18日の連邦公開市場委員会(FOMC)の前にフェデラルファンド(FF)金利の緊急引き下げを行う可能性はないとみている。一部ではFOMCでも利下げを見送るとの見方が出ている。 アクション・エコノミクスのグローバル債券調査部門のマネジングディレクター、キム・ルパート氏は「もしFRBが緊急利下げをするのなら、危機が頂点に達していたとみられる先週行っていたはずだ」と指摘。その上で「FF金利先物は引き続き質への逃避により買われている。(FRBは)金利を据え置くと考えている。資金の供給から銀行に対する公定歩合による借り入れ奨励まで、できることはほとんどすべて行ったと思う」との見方を示した。 金利先物市場は次回のFOMCで0.25%の利下げを行う可能性を織り込んでいる。 24日には7月の耐久財受注も発表されるが、市場に大きな影響を及ぼすことはなさそうだ。 |
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