こんばんは

ご訪問ありがとうございます







今日で11w4dになりました



お腹がちょっとだけ出てきた気がしています。

これがただの胃下垂ボテ腹でなければ








数日前の朝、
NHKのニュースの特集で、
「"不妊治療"退職を防げ」というテーマが
取り上げられていたのを見て、
自分のことを振り返ってみました。


今日はそれについて書きたいと思います







NHKの特集「"不妊治療"退職を防げ!」はこちら













ある調査によると、
不妊治療女性の4割が退職・転職
というデータもあるようです。





参考:HRproより






その理由は肉体的・精神的負担。







私自身も、
タイミング法からステップアップを決意し、
立川ART LCに転院するときは、

既に会社を辞めることを決めていました。



「もうここで頑張らなくていいんだ」
と思えたことで、
妊活>仕事といった優先順位をはっきりつけて
治療に臨むことができたんだと思います。






以前のエントリーでも書きましたが、
辞めるのを決めるまで2年かかりました。




年齢的にも早く子どもが欲しい。

けど、
このストレスフルな環境でできるのか?






育休手当も欲しいし、
今辞めたらいつ再就職できるのか?
やりたい仕事に就けるのか?




辞めることへの未練や不安と、
子どもが欲しいという想いを天秤にかけ、

「××月までは頑張ってみよう」を
何度繰り返したことか




そもそも
この二つを天秤にかけなきゃいけない
…ということ自体がおかしな話ですが




上司との関係も良好だったので、
比較的オープンに不妊について話していて、
融通も比較的効きやすい職場でしたが、
働き方に関する制度や環境は固定的で、
治療との両立はしんどいと感じていました。





上司と何度も話し合いを重ねましたが、
最後は、
その職場にいると、
戦闘モードから抜けられない自分自身を
手放したくて退職を決意?





男女平等を謳い、
若い頃からチャンスを与えてくれる環境に
12年間どっぷり浸かった結果、


"評価されたい、もっとやりたい"欲求を
捨てきれず、

「仕事よりも健康、妊活第一」と決めていても、
「もっとできるのに」とブレーキを踏めず、
その分ストレスも抱えてしまうという悪循環


タイミングを取らなきゃいけない日に、
疲れてイライラしちゃって撃沈…
なんてことも何度あったことか






また、
辞めた先輩が退職後半年から一年以内に
次々妊娠しているのを見て、

「やっぱりこの環境から離れるってアリかも」

と退職すること自体が
突破口になるようにも思っていました。



 



4月に退職の意思を告げ、
退職の時期など交渉が成立したのが6月。


11月末で退職するまでは、
治療優先の生活をさせてもらいました。




実際にやってみて、
仕事しながらの不妊治療ってかなり難しい。


特に採卵前後の過密スケジュール


「辞めるんだし」という割り切りがなかったら、
私にはできなかったと思います。










しかし、いざ、不妊治療を始めてみると、

「治療オンリーだとこりゃ思い詰めるな」

と早々に気づき、
夏頃から細々と転職活動も始めました。




そのときの優先順位は、

1. 仕事内容
2. 不妊治療への理解
3. 在宅勤務の可否



年収や待遇よりも、
「不妊治療中で、もうしばらく続けたい」
と予め話して許容されるかどうか、

を判断軸にしました。






有り難くもご縁があって今の会社に入社。

人事担当者が不妊治療経験者だったことが、
理解を得る決め手になりました。



収入こそ減りましたが、
仕事環境にも恵まれ、ストレスも劇的に減って
結果的によかったと思います。








私のケースは、
自分を追い詰めてしまう性分を手放すために
職場を変えるという選択になりましたが、

「治療のしんどさをわかって欲しかった」
という気持ちも根底にはあります。






実際に不妊治療を経験したり、
身近に経験した人がいたりしない限り、
なかなか理解を得難いテーマです。



もっとオープンに、偏見なく理解され、
子どもを持つことにもっと協力を
得られるような社会になっていけるよう、
ブログで治療のことを発信したり、
旦那さんに治療の愚痴を言ったりすることも、
その一助になるのかなぁ、、、

なんて思います。





夫は、

「もし将来、女性の部下が出来たら、
その辺(妊活とキャリアの悩み)のことは
かなりわかってあげられる気がする」

と得意げに言っています








取り留めのない長文となりすみません。

最後までお付き合いいただき、
ありがとうございます





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4月26日放送 NHK「おはよう日本」の1シーンより。