2014年10月8日日本の各地で皆既月食が観測されました。
見た方も多かったんじゃないでしょうか^^

月がどんどん欠けてきて、全部隠れると今度は十円玉みたいな色でぼんやり輝いてました。
でも何で赤く見えるんだろう?と思ったので国立天文台のホームページから拝借してきましたよ↓


皆既月食中の月が赤黒い色になる理由

地球の本影は、地球が太陽光をさえぎることでで きます。しかしこの本影は、真っ暗になりません。これは、地球に大気が存在するからです。 地球の大気を太陽光が通過するときには、大気が まるでレンズのような役割をして、太陽光が屈折 するのです。屈折した太陽光は、影の内側に入り 込むようにその経路が曲げられてしまいます。

また、太陽光が地球の大気を通過するときには、 波長の短い青い光は、空気の分子によって散乱し てしまい、大気をほとんど通過することができません。昼間空が青いのは、この散乱してしまった 青い光を見ているからです。 一方で波長の長い赤い光は散乱の影響を受けにく いため、散乱で光が弱められながらも、大気を通過することができます。朝日や夕日が赤く見える のも同じ理由で、太陽光が地平線方向から入り大気の中を長く通過しているために、散乱されにく い赤い光のほうがより届きやすいからです。 このように、大気によって散乱されにくい赤い光だけが、弱められながらも大気を通過します。そ してこのとき、大気によって屈折して経路が曲げられて、本影の中に弱い赤い光が届きます。この 光が皆既月食のときの月面を照らすため、赤黒く見えるのです。

ほおほお。アレ、なんか青い光って最近聞いたような・・・
あ、ノーベル賞!

ノーベル物理学賞に赤崎・天野・中 村氏 青色LED発明

10/8 0:48

【パリ=竹内康雄】スウェーデン王立科学ア カデミーは7日、2014年のノーベル物理学賞を 赤崎勇・名城大学教授(85)、天野浩・名古屋 大学教授(54)、中村修二・米カリフォルニア 大学教授(60)に授与すると発表した。少ない 電力で明るく青色に光る発光ダイオード(LE D)の発明と実用化に貢献した業績が認められ た。照明やディスプレーなどに広く使われてい る。世界の人々の生活を変え、新しい産業創出 につながったことが高く評価された。

※日経新聞

うーん、これって天の光を盗んだ的にみえなくも無いですよね。

天の光を盗んだ神話というと・・・ギリシャ神話にありました。

プロメテウスが天から火を盗み、人間に与える。怒り狂ったゼウスは、彼を柱に縛り付け、再生し続ける肝臓を鷲に食べさせた。

プロメテウスの火

プロメーテウスはゼウスの命令に背きながら人類が幸せになると信じて火を与えた。天地創造の力をも持つ「神の焔を、未熟な存在である人類に渡す事は、神々の間では禁忌となっていた。人類は火を基盤とした文明や技術など多くの恩恵を受けたが、同時にゼウスの予言通り、その火を使って武器を作り戦争を始めるに至った。現在に至るまで、火は人類の進化や文明の発達に大きな役割を果たしているが、ひとつ間違えれば、すべてを焼き尽くす恐ろしい火になってしまう。

このことからプロメテウスの火とは、原子力など、人間の力では制御できないほど強大でリスクの大きい科学技術の暗喩としてしばし用いられる。

何だか偶然とは思えない感じのタイミングですが、新しい神話の幕開けなんでしょうかね。

それともうひとつ、島本和彦のアオイホノオもドラマ化されてましたね。これは関係ないかなw