古典新訳文庫でも『死の家の記録』は発行されている。病院や闘病記と思ったら大間違い。これはドストエフスキーがシベリヤに流刑されていることをしってるかどうかで決まる。シベリアでのドストエフスキーによるルポルタージュである。ドストエフスキーは小説だけを書いていたのではない。『作家の日記』という雑誌も作っていた。これすらもしらない現代人も多いね。文学について勉強をしていないね。ロシア語の放送を聞いている人間にも常識としてしっておいてほしいと思うのは身勝手だろうか。放送受信がいかにいろんな知識が得られるか。あるいはしっていなければ放送も聞いていてもわからないという結論にもなる。ドストエフスキーは社会を変えようという意識もあったと思われる。『カラマーゾフの兄弟』を読んだひとならわかる。