受信室でときどき短波を聞いている。骨董受信機のトリオだがいわゆる高1中2型シングルコンバージョン受信機である。中波受信にこのような受信機をすすめるひともいるが中波受信そのものが難しいな。家のは中波も短波も平均的な感度だな。近距離用の感度しかないように感じる。中波の遠距離受信に向いた受信機は本当の意味ではないと思うよ。ここで昔のラジオ雑誌の切り抜きを調べた。『コイルパックとIFTの資料』を読んだ。この受信機のようにひとつのメインバリコンとコイルパックでは中波から短波をものすごい感度にすることは難しい。つまり短波のハイバンドの感度を上げてしまえばほかの感度が弱くなる。この逆を考えた。感度を上げる改造よりもアンテナで勝負が本当だろう。