障害をもつ人 その家族
ある時、全身マヒした寝たきりの母親とその娘に会いました。
通りすがりの風景なのに僕の目にとまったんだ。骨と皮のようなやせ細った寝たきりの母親を簡易ベッドに。それを後ろから押して歩く娘。初めてみる光景にとまどってしまった僕。やせ細った寝たきりの女性(母親)は、体をゆさゆさとふるわせていた。そんな女性をみて僕には輝いて見えた。不思議だ。周りにいる誰よりも輝いて見えた。瞳がキラキラ輝いて見えた。明るい雰囲気が周りを和ませ癒やしてくれた。僕は心があらわれる思いがした。なぜだろう……こみ上げてくる感情は。人間らしい温かみを感じたからなのだろうか?彼女は僕を癒してくれた偉大な力を持っていた。
ふと別れ際に彼女を見た。すると彼女も僕を見つめていた。無言の信頼関係が空間にあった。
人も捨てたもんじゃないな。温かい視線に救われた思いがした。一言挨拶すればよかったかな。ありがとうと言葉を彼女に残せばよかったな。
あなたは周りに温かい光を放ってる大切な存在ですと………。