娘が大号泣する姿は 学童の先生方の心にも響いたらしく 翌日 お母さんと呼び止められた。
「本当にすいませんでした。福島を差別するつもりは全くないんです。でも言っていい言葉と悪い言葉があることをしっかり教えないといけないと思います。 絶対に許されない言葉ですから。」
よろしくお願いしますと頭を下げたが 苦しかった。なぜ 放射能をまき散らされた挙句 保障もないなかで、こんな理不尽なことばかり… 安全だと大きな声でわめき散らしている福島県を 国を信じたほうが楽だ いや 信じていないからこうやって罰をあたえられているんじゃないか…
考えれば考えるほど 答えも見つからず…
娘の前では笑顔でいようと決めたが正直つらかった
そして… 次の試練がやってきた
またしても学童でのトラブル 学年が上の女の子が 娘を標的にいじめてきた。娘は私に似ていて 正しいと思うことを口に出してしまう。それが気に入らなかったらしい。
学校からのバスの中で「ちょっと! 立ってなよ! 座っちゃダメ そこも あっちも他の人が座るから!」
あまりの言葉と行動に 運転をしている先生が いじめるな!と一喝してくれたらしいが それも気に入らなかったのだろう。腕を思い切りつねられ 真っ黒な大きな痣ができ娘は大泣き。
話を聞いたが どう考えてもいじわるの域を超えていた。とりあえず痣の写真を撮り学童の動きを待った。
納得のいかない解決にどうしたものかと悩んだが 数日後にまたしてもトラブルが起こった。
学童について水筒を飲んでいると 思い切り水筒の下を叩き、頭からお茶をかぶりびちゃびちゃ。唇を打ち大泣き…
泣いてばかりでは娘は守れない。これは許せないと電話。しかるべき行動をとりますと学童に伝えた。
子どものケンカに親は出るなとはよく聞くが 親が子供を守る姿勢を見せなければ 子どもは崩れてしまう。
福島だから 避難者だから というトラブルではない。
それはわかっているのだが 娘が不憫でならなかった。自分の決断があの子を苦しめている…
マスコミからも取材を受けてほしいと連絡が何度も来て お断りする度に今の状況を自分で理解できずに苦しい毎日を過ごしていた。