苦しそうに涙を流す彼を見て 胸が張り裂けそうになった
「一人で胸の中にためこんで… 辛かっただろうに…」
頭をなで 背中をさすった 必死で涙をこらえ ぽつりぽつりとでた言葉
彼はしゃくりあげながら 大きくうなずいた
「大丈夫だよ ○○君 元気でいるから!!先生の娘と同じ学校にいるかもしれないよ~ 聞いておくから!大丈夫 みんな笑顔で君と同じようにがんばってる!みんなばらばらになっちゃったからね 不安だったね 辛かったね」
男の子の通っていた小学校の子どもたちは 全国に避難していて 一度も会うことがなく 仲のいい仲間たちが全国にばらばらになってしまった
「じゃあね ばいばーい また月曜会おうね~」そういって帰りの会を終わらせ…
そのまま 一度も会うことがないまま子どもたちの避難生活がはじまったのだ
「絶対に生きてる?」
「生きてる!!近くにいるかもよ?こっちに避難してるかもしれないし いわきにも福島市にも行ってる 会津にも 東京にも沖縄にもね!」
生きていてほしい… そう願いを込めて 話をした
「大丈夫 生きている!!!!」