独身寮の構造
独身寮の構造を
文章で説明するのは
大変難しいのですが
このブログの肝心な要なので
何とか挑戦してみます。
居室は10畳ほどの正方形で
大型家具を備え付けた
ワンルームマンションのような
造りでした。
ただしワンルームマンションとは
大きな違いがありました。
ミニキッチン
トイレ、シャワーなどの
いわゆる水回りの設備は
一部屋にまとまっており
その部屋は〝水事室〟と
呼ばれていました。
その水事室は
向かい合っている部屋の人と
共用なのです。
つまり
2つの居室の間に
水事室が挟まれているという
構造です。
居室の玄関は
水事室と反対側にあり
それぞれの居室は
プライバシーが保たれています。
どちらか一方が水事室に入ると
自動的にライトが点灯し
使用中である事が
相手にわかるようになっていて
一方が使用している時は
もう一方は遠慮するのが
暗黙のマナーでした。
好きな時にトイレやシャワーを
使えないことは
一見不便に思えます。
しかし
実際仕事が始まってみると
寮で過ごす時間など
ほんの僅かであることが
すぐにわかりました。
ほんの数時間
寝に戻るだけです。
当直も頻繁にある上
シャワーは職場にもありました。
仕事柄
そのまま帰宅することに
若干の抵抗がありましたので
ほぼ毎日
職場でシャワーを浴びてから
帰宅していました。
ですから
水事室がかち合う心配はは
まずありませんでした。
40年も前の記憶で
正確かどうか定かではありませんが
説明がわかりづらすぎるので
拙いイラストを
貼っておきます。
おわかりいただけたでしょうか(笑)
細かい部分は覚えていませんが
大体このような構造でした。
水事室のドアは
居室から鍵が掛けられるので
外出する時は
水事室と玄関の鍵を掛けるという
具合です。
