なんだか今年は空梅雨ですな。
なんですが、母のお見舞いに行くと
お食事に季節感を取り入れていて毎回感心します。

入梅の時は鮎や水饅頭的なものがメニュー。
あじさいの絵が描いてある紙に
ちょっとしたメッセージが添えられていて、すごいなー、と感心。
この写真はお見舞い帰りに近くのお寺で咲いていたあじさい。

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こないだは七夕で(なぜか夕食時に行く私・・・)
ちらし寿司と七夕椀というそうめんが入ったお吸い物でした。
なんか満足そうに食べる母を見ると、嬉しいような
なんだかちょっと寂しいような、複雑な気持ちです。
お隣の方から麩まんじゅうを頂いて食べました。
もう夏だなぁ、と病室でしみじみ。

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どこで知ったのか忘れたんだけど、
ジョン・レジェンドとザ・ルーツがコラボしたアルバムが出たらしい、
というのを思い出して、母からi podに入れたいとリクエストがあった
長山洋子のCDを買いに行ったついでにチェックしてみた。

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映画「Do the Right thing」の最初の場面で
Wake up!を連呼するDJを思い出してしまった。

私はただの(って言ったら失礼だけど)コラボものだと思ってたんだけど
ライナーノーツを読んで、全然違うんだってことを知る。さすがザ・ルーツ。
1曲以外は全てカバー曲で、なおかつ今のアメリカが抱える問題や
ジレンマを表現した曲をカバーしているとのこと。訳詞を読んで納得。
デモも起こった格差問題や失業率の問題、健康保険制度の不備や、
中東への軍事駐留などなど。。。
問題の表面は変わっても、根本は変わらないのかもしれない。

なかでも、タイトル曲的なコモンとメラニー・フィオナとの
「Wake Up Everybody」は、なんか沁みるものがあります。
また、曲調も私の好き系な曲なんだわ。
メラニー・フィオナ知らなかったんだけど
「黒いエイミー・ワインハウス(なんじゃそりゃ?!)」と
言われているらしく、声がすごく好きだったので
彼女のアルバムも今度チェックしようと思った次第でした。

ジョン・レジェンドが持っている普遍性からくるポップさと、
ザ・ルーツが持ってる硬派な姿勢がミックスされたいいアルバムだと思います。
こういう音楽聞くと、向こうのアーティストって成熟してるなぁ、
ってつくづく思っちゃいますな。

最近、古い映画が続いてます。
お次は「楢山節考」。
そう、姥捨て山のお話しです。
親が年老いてきた今日この頃、結構精神的にきました。。。

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まぁ、だいたいのお話しの流れは知っていたんですが、
この木下恵介監督のバージョンは物語の語り部が長唄になってます。
セットも舞台ぽくって、お芝居を見ている気分。

主演の田中絹代さんの演技がすごかった。
村中に「あそこのお婆さんは歳取っても歯が丈夫で
人より沢山歯があって、大飯喰らいだ」と噂され
歌まで歌われてることを気に病んで、
楢山さまへ行く前に自分で歯を折ってしまいます。
・・・すごい執念!!なんか、そんなこと人に言われても
気にしなけりゃいいじゃん!って思っても、そこは日本の独特な村社会、
やっぱり居たたまれない思いなんでしょうかね。。。

田中絹代さん演じる母親を楢山さまへ置いていく息子、
この息子は母親想いで、一度は引き返そうとするんですが、
結局は母を置いて去っていってしまいます。
置いて行かれた母は、全てを受け入れている心境なんだと思うけど
なんかこの風習って、すごく人間の根源的な所を問うよな、って思う。
産んで、育ててくれた人を、冬山の中に置いてきて見殺しにする。
主人公のお婆さんは全てを受け入れて、自ら楢山さまへ行く、
という程、家族の事と自分の事を考えた時に、それがいい選択だ、
と思っているある意味、超越してる人だと思うんだけど、
お隣のお爺ちゃんは一度楢山さまへ連れて行かれたにも関わらず、
自力で下山して自分の家では厄介者扱いされて
ろくにご飯ももらえないから、周りの家の人から恵んで貰って
なんとか生きているという有様。
息子が再び楢山さまへ連れて行こうとすると、
泣いてすがって行くのは嫌だと叫ぶ。
お婆さんとお爺さん、どっちが人間の本当の姿だろうって思う。

「年寄りは役立たず」っていう認識が、
本当の意味でなくなる日が来るといいな、って思います。