はい、森鴎外原作の山椒大夫。
ほんとお恥ずかしい話し、
小説読んだことありません。。。
昔の説話を元に鴎外が小説化したらしいです。

miroのブログ

お話しは上司に逆らって地方に飛ばされた父親に会いに行くべく、
母親と兄・妹の兄弟、侍女の四人で旅をしている途中に
子供をさらわれてしまい、その子供達は山椒大夫という
強欲な頭がいる荘園に売られ、奴隷としてこき使われることになってしまう。
最初の内は希望をもって、何とか抜け出して親と会いたい、
と願う二人だったが、中々その望みは叶わず二人は成人してしまう。

兄の方はもうここからは出られないから
何をしても無駄だ、とやけっぱちになっています。
そして、脱走を企てて捕まった老人の顔に
お仕置きの焼きごてを平然と押し当てる。
それを見て愕然とする妹。
二人の父親は素晴らしい思想を持った人で
「どんなに貧しい者でも幸せに大小があってはならない」と
人の平等、人としての道を子供達に教えます。
そんな父から薫陶を受けていたはずの兄が、
こんな酷い人間に成り下がってしまっている。。。
妹は兄の目を覚まさるために兄を荘園から脱出させます。
そして、拷問を受ける前に自ら近くの沼へ入水して自殺します。

なんとか逃げ延びた兄は上皇に国の現状を直訴、
国司として故郷に帰り、山椒大夫の荘園での奴隷達を開放する。
復習の目的は果たしたが、妹は自殺したと知らされて愕然とする兄。。。
本来なら国の役人が口を出してはいけない荘園の話しに
首を突っ込んだとして、国司をやめる兄。
そして、母がいるというはずの佐渡島へ渡る。
そこには目が見えず「厨子王恋しや、安寿恋しや」と歌う
盲目の老婆が海辺に佇んでいた。
その歌で母だと確信した厨子王は、老婆を思い切り抱きしめる。
長い苦難の果ての、親子の再会であった。

一番感動したのは、父親の教え。
金持ちも貧乏人も、幸せに分け隔てはないという。
こういう人が人の上に立つ資格がある人なんだよね。
うん、すばらしいな。ほんと。