TAMBA100って?
今回私が参加したクレイジーなレースは…
累積獲得標高がエベレスト2つ分という世界で最も過酷なレースであるという噂があり
◉距離168km(D+16200m)
◉制限時間 56時間
という理解不能なものです笑
そもそも私なんかがTAMBAに出場するなんて身の丈に合ってないし考えてもなかったので恥ずかしい気持ちもあり極親しい人にしか知らせていませんでした。
昨年までに『トレニックワールド彩の国』や『LAKE BIWA100』を完走し更なるレースは?と考えた時に年齢的にも体力的にもこの勢いで行っておくしかない!今しかない!という気持ちになって締切の数日前に飛び込みエントリー。
無事に選考も通過できたというわけです。
ギザギザ具合が半端ない‼️
目標はもちろん完走
完走だけを目標に!!
エントリーしてしまったからには練習しなければという焦りが毎日のしかかってきて、とにかく上るしかないと毎日の様に調子よく上っていた矢先。
4月中旬のとある練習会の下りで左膝の裏がブチッと😱
肉離れ?いや気のせい?
翌日から鵞足辺りの痛みが続き。
病院での検査の結果 軟骨や骨に炎症があって半月板も少し傷んでるとの診断。要するにガタがきている⁉️
1ヶ月半先のTAMBAに黄色信号🚥が😭
3月は月間428km 累積24000mといい感じの練習が出来ていただけに。
そこからはとにかく安静に、そして週2のリハビリと合間に高酸素カプセルに入りTAMBAのスタートに立つ為ならお金と時間を惜しまない生活を送っていました笑
調子は良くなったり痛くなったりでゴールデンウィークは歩くのも激痛![]()
もう本番まで練習なしでこれまでの自分を信じていくしかない!と覚悟を決めた時でした。
補給食
この準備が1番苦手なところで…切羽詰まらないとやらないタイプ。
ジェル系が苦手でこれまでもあまり好んで摂ってこなかったけど今回は56時間いっぱいいっぱい使って走りきる覚悟だったので。
ジェルはもちろん腹に溜まる固形物も多めに用意してみました。
水分は一本は麦茶、もう一本はスーパーメダリスト9000を水に溶かしての二本だてを常に飲んで進み エイド間でちょうど1リットル飲み切る感じでした。
ここにはないけどRedBullも2本ドロップバッグにいれ刺激をいれました!
前日にパンも買ってドロップに入れました🥐
そして妹が今回のレースの為にわざわざ走って買いに行ってくれたくるみっ子はカロリーも高く とても美味しくてこれだけは胃がやられても食べる事ができました❣️
他にガスター10、トメルミン、ロキソニン MAGMAも忘れずに。
恐らく私は燃費がいいので人より食べないタイプだと思います。この内の半分も食べておらず
残りはエイド食で済んでしまいました。
スタート‼️
いよいよ待ちに待ったスタートです。
膝の痛みなくスタートに立てる事が1番嬉しかったし 九州からの強者の皆さんと一緒でとても心強かったです。
天気も気温も心地よく スタート前のカウントダウンも和やかでいい感じ。
参加者も少ないのでゆったりした気持ちで
スタートできました!
いよいよ私のTAMBA100の始まりです😆
スタートしてからのロードで。
去年大雨の中 過酷な関門時間を突破して完走した川満くんと初参加のいつも元気なベンさんとパチリ📷
これから迫り来る恐ろしい山々の事はまだ知る由もありません😅
天気だけが心配でしたがスタートしてからは暑くても山の中に入ると心地よい風が吹いてきて私的には今回は暑い💦と思う事はなかったです。
のんびり行きながら普段レース中に出すことのない携帯を出して写真も少し撮ってみました。
淡々と進む事が今回の1番の完走への近道だと思っていたので「タンタンと〜たんたんと〜」と声に出しながら上っていきました♪
道中、ベンさんと同じ区間も暫くあって「あ、この場所YouTubeで見た見たあそこやん」と和やかにお喋りしながら記念写真なども。
長崎の王様のお知り合いとか言ってたな…大平さんとも何回か途中お会いしました。
photo by ベンさん
順調にA3を通過し、そうするうちに前の走者にだんだんと追い着いてきて見覚えのあるパンツが目の前に。「坂口くん?」声をかけると調子悪そうで赤く疲れた顔の坂口くんが。いつもの様に後半復活してまたビューンと抜かしてね〜なんて話してるうちに山頂に。
photo by 坂口くん
名物だらけでお腹いっぱい
このコースには丹波名物の斜度が30%〜40%ある劇坂が何回も何回も現れる。
時にはちょっと長めwなどと追記されており もう笑うしかない。少しでも油断すると後ろに体重が傾いて転がり落ちるんじゃないかというくらい😅これは是非多くの方に体験して頂きたい。
残り1Kmの罠
よくあるエイドまで残り1Kmの看板。
と思って激下りをヒィーヒィー下ってさあエイドだ!と思いきや必ずと言っていいくらい 後ひと山ふた山上らせる(><)それも壁のような斜面。
もう騙されないぞっと…この看板を見る度に
まだまだやな…と浮かれない様にしていました笑
A6播州峠(77.5Km)
マイペースで進んでいるお陰か、ここまで何のトラブルもなく順調に1回目のドロップバックのポイントに到着。ここでは味噌汁の中にご飯が入った俗に言う猫まんまを頂き、ドロップしておいたRedBullを一気に飲み干して少ししか減らなかったジェルを足して少しゆっくりしてみる事に笑
エイドやドロップでは真っ先に出発するタチだけど今回ばかりは先が全く読めないし完走すればいいんだもんね精神がちゃんと働いていた。
ここで一緒になった川満くんは余裕の感じでテキパキ用意していてドロップになると頭が回らなくなる私とはえらい違いだった。
案の定、私ときたらポールを忘れて出発してしまい…また取りに戻るという始末😅
そして相変わらずリスタートすると気の遠くなるような凄い斜度の壁をよじ登るよじ登る…
A8甲賀山(98Km)
ここまでで98Km。28時間。
まずまず順調にきているが少しずつ疲労も出てきてくる頃。ペースが似ているのか幾度となくお会いする岩手の方とたまに並走したりこれまでの出場レースの話をしたりしながら進んだり😊
あ、ここのエイドでは蕎麦を頂いたのですが蕎麦好きにはたまらない美味しさで、2杯食べたいとこを胃腸の事を考えてグッとこらえ後ろ髪ひかれながらエイドを出発。
そうしたところ素直に真っ直ぐ行けばいいところを何故か違う斜面を上ってしまいロスト。
前に進んでいる人の熊鈴の音が違う方向から聞こえてきて気づけたので良かった。
気を取り直して進んで行くと今回ばかりはポールを手に持ってはとても上れないような急斜面。
中谷さんっておかしいよぉ…と思いながら果てしなく続く遥か上の方にあるピンクのテープを睨みながら必死に上に上にあがっていくのみ…
その後の安全山のCPで危険山ですよねっとその時居た数人で盛り上がった。
A10ごりん館(121.3Km)
ここに着く前くらいから少し眠くなってきて
トメルミンを飲んだところ秒で目が覚めて…その効き目に驚く😱
ここのエイド食はカレーと素麺でカレーを食べると胃が悪くなる事は何度もお勉強していたけど
とてもお腹が空いていたのでほんの3口、4口ほど頂く(^^;;
ここは2回目のドロップバック地点で2本目のRedBullを一気に飲み干し、また14Kmしたら戻ってくるので入れ替えはせずスタート。
ここからが眠気との戦い。さっきトメルミンが効いたので調子にのってもう一錠💊
そしたらまた秒で目が覚めて、またもや嬉しくなった。が…やはり暫くすると眠い、そして胃もムカムカ。カレーを食し、カフェインを短時間に2錠飲めばそうなる事は分かっていたはず。
人の居る所ではゲップを我慢しながら1人になるとゲーゲー言いながら進むしかなかった😭
A11ごりん館(135Km)
2回目のごりん館に気分が悪いままフラフラで到着。23時前のこと。
この時点でよっぽどの事がない限り完走は間違いないと確信できた。
雨が降り出していたのでレインを出し、胃の調子が悪いのでゼリーのみ食べて後はゆっくり休む事に。ここでスタートして始めて携帯を開いてみると色んな人からたくさんのコメントが。
今回このTAMBAに出ると決めてから私以上にレースの事を調べてくれてケガをして動けない時も励ましてくれた愛する(笑)妹からこんなLINEが来ており、電話してみると本当に泣いてた![]()
もうお一方。私達九州勢をFBでも応援してくれていた組長に同じように眠い…とLINEをしてみると
すぐに電話が掛かってきて。
「よう、頑張った…イブキからも頑張りが伝わってきた」「後はゆっくり最後までゴールしなさい」と。その他たくさんの人がイブキで追って応援してくれていた事を知り最後まで頑張らないと!とここで気合いを入れた。
天王坂(148Km)
このエイドに辿り着くまでが地獄で夢の中を走っている様な気がした。
降り続く雨と風でレイン上下と、中に長袖を着ていても寒さでガタガタ震えなかなか進まない。
おまけに真っ白でコーステープもなかなか見えない状況。唯一、この時も岩手県の井口さんと2人で進んでいたので心強かった。
ただ眠くてどうしようもなく着いて行けなくなり
「風のない所で寝て行くのでゴールで会いましょう!」と伝え寝る事に。
いざ寝ようと20分タイマーをかけヘッ電を消すも
あれ?眠れない😭仕方なく目を20分閉じてそろそろと思った時に川満くん登場。
少し後ろを着いていかせて貰うも最後まで着いて行けるはずないと思いまたゴールで…とお別れ。
仕方なく雨の闇の世界を1人で進むうち前の人に追いつく。あれ?またもや井口さんだ。
どうやら眠くなったらしい😅
また眠い2人でフラフラゆっくり進むことに。
水別れ公園(157.6Km)
最後のごりん館でゼリーを食べたっきり気持ちが悪く何も食べれなくなり水分だけでなんとかここまできた。何だか賑やかだなぁと思っていると
たくさんの人が。20Km部門のスタートがもうまもなくらしい。そこにボロボロの姿で1人現れた私はまるでヒーロー。大拍手の中を進まないといけない(^◇^;)
おまけに気分は悪く泣きそうな顔。
もう、早くゴールしたい一心でエイドもスルー。
大拍手の中ボロボロのドロドロの姿でエイドを後にした。
そこからのゴールまでの11Kmが本当に辛かった。眠気は何とか覚めたものの吐き気がおさまらない。始めて胃が痛いという感覚と胃の奥底から
ゴロゴロという音が⚡️
もうどうでもいいから早くゴールして楽になりたい!その一心で足を前に出す。
相変わらずこの丹波の山々は最後までアップダウンの繰り返しで少しも気を緩ませてくれない。
最後のピーク譲葉山にようやく辿りつき、後は下るだけ。
なのにそこで最後の最後のロスト😭
ピークから反対に下りたり戻っては真っ直ぐ行ってみたり…結局30分ほどウロウロして。
せっかくの奇跡がだいなしに笑
↓
感動のゴール
もう気分の悪さに最後は泣きながら💦
本当は笑顔でガッツポーズしてフィニッシュするはずが。。コメントが吐き気がって笑
女子4人出場の中の2位🥈
完走できただけでも上出来なのに
我ながらよく頑張ったと思います。
52時間33分36秒
ほんとにほんとに長かった!
この写真が全てを物語ってていい!と言われました笑(ゴール前のキツいキツい顔です😭)
ビフォーアフターで顔の大きさも一回り小さくなってました🤣
表彰式
まとめ
レース前の約1ヶ月半。ゲガで練習できなくなり
不安で望んだ大会でしたが、その前のボルケーノトレイルをいつもなら無理して出ていそうなところを勇気を持ってDNSした事、足を休めた事が今回 膝の痛みが出ずに最後まで走り切れた1番の要因だったと思います。
それからレース中イブキで応援してくれていた家族や友達、現地のスタッフの方々…温かい大会を作って頂いた中谷さん本当にありがとうございました(^O^)
ようやく身体が元にもどってきた感じです!
来年は…… 分かりません笑
キツ楽しかった❣️





















