たなかさんへ

私のことをきかせてって
いってくれて、ありがとう
きょう少しかいてみました。

>モト彼の話

私とヒデが出会ったのは2年半前。
そのころ私は丸の内で働いていたの。
バイトの子たちにイロイロおしえるのが
わたしの仕事。

その中に「すっごいマイペース」なひとがいた。
珍しくわたしはマケナイ!っとかおもった。
そんなこと思ったことないのに。
それがヒデ。

カレとはナゼカ次第に仲良くなり、
つきあおうといってくれた。
3日後には実家や祖父の家につれてってくれた。

「口に出して付き合い始めるのも、
家に女の子を連れて行くのも初めてなんだ」
とカレはいってた。

気が付けば一緒にくらしてた。
(もちろん誰かと暮らすなんて初めてのことだよっ)

その後しったのは
カレは私がいってた大学のイッコ上の先輩で司法浪人。
在学中にイマの職場でバイトしてたこと。
私も在学中同じところでバイトしてた。

「同じ時期に同じ場所ですごしてたんだね、
でも今まで一度もあわなかったんだね」
と笑いあった。

カレと一緒にくらした一年半
朝早く一緒におきて
私は職場に、カレは勉強をしに出ていった。
バイトの時間以外、一日の休みもなく
彼は毎日勉強してた。
私とあって最初の一年
択一は受かったけど2次はおちてしまった。
2年目も択一が受かった。
そのとき今年うからなければもう難しくなると、カレは追い込まれていた。

ケンカしたとき、
「自分たちがどう思おうと、
落ちたらまわりはスズちゃんのせいで落ちたっておもうよ」
て、いわれた。

一緒に暮らしていることは彼の家族もしっていた。
ひとりの時間がほしいとかれはいった。

私は別々にくらすことをきめた。
でていかないでとカレがいっていたけど
今年が勝負だとわたしは決心をかえなかった。