日曜美術館を見ると
いつも自分の中で
何かが
沸々沸き上がる
例えば
今なら
服も着替えず
髪もとかさず
靴もはかずに
それすらもどかしくて
周りも気にせず
今すぐ
大理石を触ったり
今すぐ
地獄の門を
見に行きたくなる
そして
作品と
2人きりになって
触って
抱きしめて
目をつぶりたくなる
もういい
というくらい
自分の全部を使って
確認したくなる
かじったり
舐めたり
味とかするんじゃないか
って思ったりする
死んでも
無理な話だけど
でも
落ちていく人や
カミーユ
息子を食べる男
を見に行くことは
出来るもんね
在り来りな表現だけど
すごい作品は
自分の中心に
直接訴えられる
水をぶっかけられたり
突き落とされたり
揺さぶられたり
ひどく
冷たかったり
ひどく
孤独だったりする
でも
全部受け止められる
自分にも
こんな気持ちが
あったのかと
驚きすら感じる
もどかしいもの
全部
削ぎ落とした
ただストレートな感情
いつか
会いに行けるだろうか