ハロウィンの日
あんこは天使になった。
ハートの柄が
背中に見つかる
優しくて賢い子。
食いしん坊だったね。
お薬頑張ってたね。
オチャメだったね。
可愛いかったね。
びっくりするぐらい賢くて、物覚えがよかったね。
君がヨロヨロの
小さいか細い手で
飼い主さんに抱き着いた時。
飼い主さんはこう言ったね。
『幸せにするから頑張れ』
それから3ヶ月。
いつも幸せそうに、楽しそうに暮らしてた。
皮と骨だけの体は、女の子らしく丸くなって。
バサバサの毛は、ツヤツヤさらさらになって。
大嫌いなお薬は頑張って飲んでたね。
だから、喉の腫れも少しひいて、目やにもくしゃみも咳も少なくなった。
きっと。
一生懸命働いて、美味しいものを食べさせてくれた、飼い主さんを見ていて、知っていたからだね。
私は
そんな二人の生活に
参加させてもらって、そして見守っていた。
少し臆病
けれどチャレンジャー。
泣いたら
悲しげになぐさめてくれた。
君には見習うとこが
いっぱいあったね。
楽しかったね。
もっと遊びたかったね。
あんこ。
最後に君に
飼い主さんが言った言葉を覚えてますか?
『どこにいても見つけるから、元気に生まれかわっておいで』
君なら。
その言葉の通り、生まれ変わってくるでしょう。
私は、また見守るでしょう。
だから
天国に飽きたら
また生まれ代わっておいで。
柄が違っても
種類が違っても
きっと見つけられる。
きっとお互い引かれあう。
だから
待ってるよ。
あんこ。
ありがとう。
大好き。
ずっと
大好き。
