サラサラサラと
降り注ぐ音は
よく聞くと
ひとつひとつ音があって
そのひとつひとつが
しっとりと心に沁みて
とても気持ちいい。
今日は
窓にぺたりと足をつけて
三角座り
水が形を変えていくのを
窓越しに眺めるのに持って来いの日です。
適度な暗さも癒されますね。
なんだか
小さい頃の帰り道を思い出します。
小学校の帰り道
中学校の帰り道
わざと傘どけて
上を見あげ
降ってくる雨を見たり
しゃがんで
水溜りにおちる雨をじっとみたり
そうやって
よく
寄り道していました。
帰り道にしては
遠めの回り道をして
重い学校指定の鞄を
ドサっと置いて
ぐっしょり濡れた
気持ち悪い靴下を
うぬぬ。。ってぬいだ時には
妙にホッとして。
それでやっと
自分のお気に入りの
落書き帖やら
本やらを持って
窓の側に向かうのです。
あぁ。雨だな~
って思って見ながら
想像の中で
クマになったり
遠い昔の人になったりもして。
自分と向かい合う時間
だったのかもしれませんね。
なんだかそんな小さい頃を
思い出します。
そういえば
わたしは
あんまり傘がさすのが
好きではありませんでした。
朝から降っているときは
濡れてしまうと困ることが多いので
差していったけど
雲行きがあやしくて
降りそうだな
って時は
帰りは濡れても
すぐそこが家だし。
大丈夫。
と思って
傘を持っていきませんでした。
だけどやっぱり周りが気になって
変な奴って
思われるのは悲しいので
(一応自我が芽生える時ですからね)
「傘わすれたん?」
って聞かれたら
「うん」
って答えていました。
ただ
仲の良い友達からは
あんただと思ったよ。
って呆れられることしばしばでしたが。
さすがにこれは
子供のはなしで
やっぱり高校になると
電車通学にもなり
他人との共有スペースで
冷房に長時間吹きさらされていれば
迷惑だし
震えるのはつらい。
雨より興味があるものが出てきて
予定も多くなり
馴染むことや
自分を抑える力も出てきて
どんどん遠ざかっていきました。
予定があれば
雨を憎むこともしばしば。
(一応反抗期なので)
もう少し大人になった今
やっぱり遠くに予定が
ある時の雨には閉口しますが
でも雨は大好き。
たまに
窓にぺったり足をつけて
雨の歌をうたって
小さなクマを思ったり
遠い人間を思ったりして
眺める癖を復活させてしまいます。
