ここ最近、過去の録画番組を

整理していました。

 

その中で、

とても素敵な言葉に出会ったので、

書き留めておこうと思います。

 

 

ーーーNHK「こころの時代」よりーーー

 

 

悲しみや寂しさを感じるということは

悪いことではありません。

私たちは誰もが時に寂しくなります。

 

誰もが迷いますし、怒ることもあります。

悲しんだり怒ったり見失ったりすることは

悪いことではありません。

 

でも

寂しいとき、怒っているとき、悲しいとき、

自分自身に立ち帰って

自分の悲しみ、怒り、恐怖を抱けるように

練習してください。素晴らしい実践です。

 

寂しさを抱きしめることで

あたたかく心地よくなります。

押しのける必要はありません。

 

寂しさを受け入れて

息を吸って吐いて

そこにいて抱いてあげます。

とても優しいことです。

 

ときにはひとりで寂しさを

抱いていたいことがあります。

 

自分のためにいてあげられたら、

他の人を必要としません。

自分の面倒をみる力をつけます。

 

次に怒ったり迷ったり

寂しくなったりしたときに

試してみてください。

よい機会です。

 

自分に立ち帰る

そして

自分の痛みや苦しみをいたわることを

身につけてください。

 

ティク・ナット・ハン

(NHK こころの時代・選 禅僧ティク・ナット・ハン より)

 

ーーーーーーーー以上

 

 

悲しみや苦しみ、怒りなどを

ただ感じて、ただ抱いて、

自分で自分のそばにいてあげる。

 

これって、

とてもとても優しくて、

あたたかくて、

満たされるなぁと思ったのでした。

 

 

ティク・ナット・ハン氏は、

数年前にご逝去されたそう。

 

番組の録画は消さずにおいて、

またいつか見ようかな。