ことの始まりはここから…。



約3週間後ぐらいだったかな。予定どおりドックの結果報告書が郵送された。


そもそもドック当日、診察(心音聞いたり、健康相談てきなお話聞いたり)の担当医が、


(現代の人間ドック(健康診断)なんてものはハイテクですから…)


その日、何種類も検査した外部検査機関に出すもの以外のデータが、即時タブレットで処理され、先生の手元に集まり、軽くそこ(PC)で見れるようで、


「年齢的な標準から言うと、良い、悪いで言えば“良いほう”ですね」と、その場で。


診察やら視触診やら確認しながらそう言ったのよ。


私「あぁ、そうなんですか 驚き」としか。


言いようもなく、あぁやれやれ。これ幸い…ぐらいなもの。


で、肝心要の結果報告書が後日届いて、開封して愕然とする。


要精密検査、要再検査および経過観察項目続々。


昨年よりボロボロでたちまち現実を思い知らされることとなる。目ハッ


まぁ、もっとも、初めて受検した昨年よりも検査項目を増やしたので、条件的には昨年と単純比較出来るものじゃないんだけど。


それにしても…予期せぬ展開すぎて。


平日に届いたその結果報告書を注意深く読むには、あまりにも時間がない(目を背けたいあまり)ので、


読むのを諦めたと言えばいいのか…とりあえず右から左へ。受け流した。


とにかく一旦、放置。

ちょっと受け止めきれなくて。


そして週末、これらとは全くの別件で、数週間前に既に予約していたいつもの歯医者さんへ定期検診には行かねばならぬので、そっちを予定どおりこなす。


そこから先よね。


まるで工場のライン。

ベルトコンベアに乗るように。


タスクをこなすかのように淡々と。


翌週末、結果報告書にアルファベットで記されたランク下位判定の幾つかの項目について、


こうなったら、開業医の病院では診療科別であちこち梯子せざるを得なくなるし、


流石に効率も悪いし、総合病院でないと、埒空かないだろう。


昨年の再検査結果もあるからそこの病院がいいだろうと素人なりの判断で。


それでも当然足取りは重く、心身ともにただただ助けを求めるように、期せずして病院へ。


例えば、仕事を持っていなければ…。


そんな時、余計なネット検索をしては、落ち込んだり、一日中考え込んでは心が荒むのかもしれない。


そう思うと、決して楽しい仕事というわけではないけど、この猛暑日続きの日中を冷房の入った部屋で過ごし、やることがあって、多方面からの依頼事に臨機応変に応え、


なんなら他愛のない話で笑い、再雇用のおじさん社員の大ボケにツッコミ入れたり、ワイワイガヤガヤ(いや、みんな一応真面目に働いてますよ)しては、抱えるプライベートな問題に関しては棚上げ出来てしまうという平和な環境。


人それぞれ考え方の賛否はあるかもしれないけど、私の場合は仕事を持ってて助かった例ですかね。