優しい→ 可愛いへ。
［職場のルール］
退社時は自分の机の上は完璧に片付ける。
ＰＣ以外に何も置いて帰ってはならない。
しょうもないわ。
なので、出勤したらまず、店出し！？から。
机の上拭いて、筆記用具出して、書類出して、その他文房具出して…モーニングルーティン！？という具合。
ある日のこと。
私の席が通路側なので、という理由もあるからか、うちの職場の令和の優男が別室から帰って来て、自席に戻る際に、私の席を経由し、自分の手に持っていたデカクリップ📎（ゼムクリップ大）を数個置いていくのだ。
はて🤔
と、それだけ読むと聞こえも悪いが、詳細はこうである。
ゼムクリップ小は比較的他部署からの書類に付いてて、ある意味社内を回遊しているんだろうけど、デカクリップはあまりキャッチ＆リリースされない為、私の使用頻度の割に意外とストックがたまらないので、実は少しずつ密かに集めてるんだけど、誰もそんな私の事情を知る由もなく。🤔
｢自分はほぼほぼ使わないから…｣ということなんだろうけど、デカクリップを必要としている私にくれる。
最近、100均で買ったばかりの小物入れが気に入ってる。
とにかく日中書類が多いので、机の上の整理整頓はマスト。毎日引き出しに収納したり出したりしなきゃならない物たちはなるべく散らかさない方向で。
その為の小物入れをクリップ用にしてて、朝一、クリップを最初に使うまでは蓋を閉めた状態でそこ（机上）にある。
その日はまだ使ってなくて、クリップ入れの蓋は閉まってた。令和の優男が通りがかった途端、私のクリップ入れの蓋を開け、デカクリップを置き逃げ。
いつも気配を察知出来ないので、突然感で少々ビックリする。
｢うわっ！助かる。ありがとう
｣
業務的な接点が少ないことや私が基本閉ざしている為か、自ら話し掛けてくることはほとんどない令和の優男。
つい先日までプライベート
で足を怪我していたのに、動けるようになったら、たちまち社内を動き回って多忙にしているし、こちらから話し掛けるタイミングもほぼ無い。
君は止まったら死ぬのかい
よく働くねぇ。
中高年の多い部署で、｢しかしこの人たち、動き鈍いな｣って思っているかしら。
我々だって、それなりに、イケイケバリバリの頃あったんだよ(笑)
いつの日からか現実的業務、雑務に忙殺され、夢も希望もキラキラ
も持てなくなって行ったのさ。
花形最前線の部署から社内最下層扱いの部署への異動。下働きのような総務はつまんないだろうなぁ。
『石の上にも三年』
耐えて忍んで心身鍛えて、大きくなって羽ばたいて行くんだよ。
