ad:tech tokyo2010 レポート(Day 1)part3 | PR革命 -PR業界から離れたオトコのアタマの中-

ad:tech tokyo2010 レポート(Day 1)part3


引き続き、アドテック東京のレポート。3本目。


今回は、1日目の専門セッション後半戦。
(同時に4つのセッションが展開されるので、僕が
 参加できたものだけを)

※例によって、僕の脳内フィルターを通しているのでざっくりとしている
 部分も多いです



■「クリエイティブが変わる!マルチプラットフォームに対応するための最先端の取り組み」
http://www.adtech-tokyo.com/ja/conference/session_detail/October_28th_17.html

・マルチプラットフォームの時代、それぞれのプラットフォームに対応する技術や
 コスト・手間など、企業にとって負担になることも多い。

・あらゆる接点を気にしなければいけないため、これからのADクリエイティブはもっと面倒になる。

・チャネルごとに判断のスピードも異なる。

・日本のゲームはとても遅れている。また、Marketingはもっと遅れている。
 (ゲームが最もエンゲージメントに貢献するのに・・・)

・いろいろなプラットフォームがあるけれど、大事なことは、“STORY”で突破する力。

・あえて、プラットフォームにこだわらない、という考え方もある。
 =「out of platform」
 「そのプラットフォームだからこそ面白いもの」を作る、という考えもある。

 例:カストロール1号プロジェクト 
   http://www.castrol-1.jp/




・マルチプラットフォーム時代だからこそ、「story telling」を大事に。
 自分の気持ちに投げかけて、自分のココロに響くコンテンツを生み出そう。




■「サーチキャンペーンにおけるオフライン戦略の最適化手法」
http://www.adtech-tokyo.com/ja/conference/session_detail/October_28th_20.html

・KPIで大事にしているのは訪問頻度

・ブランドサイト、ニュース、画像などデジタル資産をフル活用してサーチに対応

・B2Bの場合、60%が企業webサイトを参考にしている。

・オフラインイベントや広告とサーチの相関関係は明確にある

・オフライン広告やディスプレイ広告の効果はサーチに表れる。

・常にKWを観察し、KWに基づいた適切なSEO・SEMを行おう

・ユーザーの意思決定ステップに応じたKWの設定とランディングページの用意を
 観察結果をキャンペーン全体にフィードバックしよう

・マルチプラットフォームが浸透し、様々な要素がサーチに影響を与える
 ⇒統合的な戦略(一貫したメッセージ)が必要であり、戦略立案段階からSEM担当者も加わるべき

・リスク要件が発生した際のサーチにも気を配らなければいけない

・「もっとデータを見よう」  オフラインでの動きも可視化できるから。




■「Eメールソリューション最新潮流」
http://www.adtech-tokyo.com/ja/conference/session_detail/October_28th_24.html

・モバイルのメルマガは、約半分開封される。
 PCメールの場合は、モバイルの3分の1くらい

・ソーシャルメディアブームによる新規アドレス取得の傾向、
 新しいアドレスのため、受信ボックスもクリアでメールを見やすい ←ちょっと?な部分

・綿密なデータ分析によって、送信するメール内容の精度を高める。
 何種類かに内容を分けて配信することで、開封率50%まで
 分析には2ヶ月ほど時間をかけた

・分析を綿密に行なうための技術が大変
 セグメント後に効果のあるコンテンツ作りにも手を抜いてはいけない
 流れの早い業界・企業の場合、スピード感が課題になるだろう

・E-mailマーケティングは、担当者の熱意が大事

・メールも自社メディアの一つ。仮説検証を行ないながら、中長期的に行っていこう




いろいろなセッションを聞くうちに、「オウンド“メディア”」というよりも
「オウンド“コンテンツ”」って言い換えた方がしっくりくるなぁ、という
考えがふわふわと出てきた。


ソーシャル“メディア”のときもそうだったけど、個人的には「メディア」という
言葉の使い方には気を配りたいな、と。
 ※ソーシャル“サービス”の方が納得できる。


E-mailセッションでもコンテンツ作りの重要性に触れられていたけど、
デジタルは精度を高めるものであり、
ジャンプアップさせるためには人間味を加えなければいけない、というのは忘れちゃいけないこと。

エクセル表だけ見ているだけでは、大事なことが見えなくなってしまう。


一方で、膨大にあるデータをしっかりと活用しきれていない、ということも
あるんだと。

膨大なデータを活かしきった上で、「ストーリー」を提供することで、また一味違った
マーケティングができるんだろうな、という納得感。

当たり前といえば当たり前のことだけど、相当難しいことだろうな・・・。



一日目のレポートは以上です。

専門セッションの6連チャンは、さすがに堪えた・・・。


次回に続く。



本ブログでの「ad:tech tokyo 2010 report」は、
 Day1 opening keynote ←済
    専門セッション① ←済
    専門セッション② ←イマココ

 Day2 keynote、専門セッション
    closing keynote とまとめ 


上記のように計5回の構成でまとめていきます。