カンヌ備忘録~其の壱~
初海外。
合計14時間くらいのフライトで到着しました、カンヌ。
目的は、
Cannes Lions International Advertising Festival
の視察(研修)。
一日目は到着したのが夜遅くだったので、
二日目からいろいろなセッションに参加。
エントリ作品をいろいろと見ました。
脳を刺激される感覚が四六時中続いています。
まだまだ全て見きれていないのでまとめは改めて、と
なりますが、備忘録としては、
【①右脳と左脳】
クリエイティブの突き抜け具合がハンパじゃない。
「?」と「!」を生み出すクリエイティブセンスに脱帽。
僕の今のテーマとして、右脳側ももっと磨かなきゃ、ということは
最近強く感じている部分です。
人間を相手にする以上、
最終的には感情だったり五感だったりに作用することが必要。
※とはいえ、それだけじゃ足りない部分ももちろんあるので
左脳的なアプローチも重要。この2つが高い次元で揃った時に
何かが起きるんじゃないか、と思ってます。
【②デジタルの流れ】
これはもう、確実にどんどん進み続ける。
早いうちに慣れていくことが欠かせない。
【③アウトドアメディアとPRの親和性】
「メディア」と呼ぶかどうかは微妙だけど、屋外での仕掛けと
PRっていうのは、やっぱり親和性高いな、と再認識。
ここに右脳的な飛び抜けた要素と左脳的な文脈形成を
加えられれば、かなり面白いことができるんじゃないか、と。
で、この際に欠かせないと感じたのは、
・身体性
・インタラクティブ性
・エンタテイメント性
の3つ。
そして、その3つの下に横たわる共通項目として、「デジタルの活用」が
存在している。
直感的に、オトナも自然と笑顔になったり、「すげぇ!」って心の底から思えたり、
ワクワクしたり、自分の体を動かしたくなったり。
こんな要素を全部入れ込めるといいなー、って。
【④日本におけるコミュニケーションプラットフォームの存在】
PR LIONES等の授賞式を見ていて感じたこととして、
「日本にコミュニケーションプラットフォームが存在していない」という
ものがあった。
C to C的な要素を入れていくためには、火をつける基点が
必要。もちろんPRやADで後押しすればいい、という考えもあるけど、
直接的なアプローチでどこまで最初の波を作れるか。
こういう時、facebookでその企業のファンページに登録している人が
100万人いたとすれば、初動がだいぶ変わってくるんじゃないかと。
マーケティング視点で見ると、こういう存在は不可欠だし、なるべく早く
世界中とつながれるプラットフォームが確立されることが必要じゃないかと。
※日本だけに閉じてしまっては意味がない。
世界中に発信できる必要がある。
日本のエントリ作品が苦戦したのも、このあたりの背景が存在している気がする。
ローカライズされすぎて、グローバル視点で見たときにイマイチ、ピンと来ないん
じゃないかなぁ。
なんてことをいろいろと考えさせられました。
とりあえず、参加一日目の初感として。
↓以下、写真を一部ご紹介。
会場外観、レッドカーペット。
映画祭も同じ会場で行われます。
いろいろな作品が展示されてます。
右脳をガンガン刺激されます。
スプレーに反応するタイプです。
創作意欲が刺激されそうです。
足で踏んだり蹴ったりすると反応するタイプ。
楽しい。
人の顔を認識するタイプ。
会場のIDとも連動してるっぽい。
夜に開催された授賞式。
この日は、PR LIONES、PROMO LIONES 等が発表。
日本からは、博報堂さんの「SMASH」がライオン像を獲得。
会場の横がすぐビーチなので、ついついはしゃいだ写真も・・・(笑)
現地はこんな感じです!