ACフォーラム2010に行ってきた【前編】 | PR革命 -PR業界から離れたオトコのアタマの中-

ACフォーラム2010に行ってきた【前編】


3月20日、お台場カルチャーカルチャーにて開かれた
「ACフォーラム2010」 に行ってきました。


主催者は、毎度おなじみの鶴野さん。
僕が今の会社に入るきっかけを作ってくださった恩人。


ACフォーラムは今回が初めてだったけど、
ほんと、行ってよかった。


来年も絶対、行こう。というよりスタッフとして参加したい、と
アンケート用紙に書いてきた(笑)



$PR革命  -IMCプランナーのアタマの中--カルカル




今回のテーマは、
「ソーシャルメディア時代のコミュニケーション戦略」


まるまる12時間、お台場にてアツいセッションが繰り広げられました。

土曜日ということと、会場の感じから、途中でビールの注文も入るという
とても良い雰囲気のまま進行。



学んだことが多すぎてとてもここには書ききれないけど、
自分のアタマの整理のために要点と簡単な感想だけでも、まずはまとめておこう。


ちょっとボリュームが多くなりそうなので、数回に分けて(笑)




ちなみに、プログラム等はこちらのURLから
http://ac-f.net/




【Program-1】コカ・コーラ パークが挑戦するエコシステム・マーケティング

→先日のAMNセミナーでもお話は聞いたけど、やっぱり面白い。
 (一週間で2回聞いたw)

 江端さんの話を聞くときのキモは、単純な事例としてのみコカコーラパークのすごさを
 見るのではなく、「いかに効果を最大化させるエコシステムを組み上げてきたか、
 そして今後もそれを狙っているか」という視点で聞くと、さらに面白いと思う。

 「爽健美茶×mixi(サン牧)」や「ジョージア×野球」の例もしかり。
 互いの持つエコシステムを掛け合わせて最大効果を出す仕組みを作っている。 

 この書籍 を読んでおくとさらに理解しやすいですね。





【Program-2】日経ビジネス:雑誌からネット、そしてその先へ

→NBオンライン副編集長、瀬川さんのセッション。
 こういう場で「編集のなかの人」の話を聞くことってあまりないから、とても新鮮。

 「紙とネットの違い」を強烈に意識している、ということが良く分かった。
 同じコンテンツは通用しない。タイトルも全然違う。

 そして、ネットの場合は、自分たちであーだこーだ言うよりも、リアルに跳ね返ってくる
 読者の反応を大事にしている。
 こういう判断って、なかなかできるものじゃない。ほんとに柔軟性が命。素晴らしい。  

 PR畑出身としては、編集スタンスとかすごく興味あるし、やっぱり面白い。
 ますます応援したくなりました。
 




【Program-3】行政・市民を巻き込んだ広告+PRプロジェクト「夕張夫妻」物語

→ビーコン・三寺さん、MS&L・アーチャーさんのお話。二人ともプレゼン上手だった印象が
 とても強い。

 夕張市復興のための施策に関するお話。
 プロジェクトのきっかけから最終的なところまで、実際に話を聞いたのは初めてだったので
 新鮮だった。

 「どうなる?どうする?PRビジネス」でも話題になってたけど、いかにプロジェクトの早い
 段階から「PR視点」というものを意識して投入できるか。というのが体現されたもの
 だったんだと思う。だから、このプロジェクトは「PR施策」という見方ができるかどうかで
 一つの議論になる。

 たぶん、PR志望の学生がこのプレゼン見たら、「そうそう、こういうことがやりたいんです!」
 っていう人たくさんいるんだろうな。
 
 



【Program-4】デイリーポータルZ式 コンテンツ制作の掟 7箇条

→デイリーポータルZ編集長、林さん
 僕が好きなサイトの一つ、「デイリーポータルZ」の制作における考え方について。
 NBオンライン瀬川さんのお話と同様、「編集のなかの人」視点を聞くことができて
 終始ワクワクしながら聞いていた。

 ①楽しいことだけ載せる(自分たちが楽しいことを伝える、お金をかけずにできることを)
 ②自分の話をする。興奮したかどうか自分基準なので、名前も出す。
 ③体を動かす。リアル→ネットへの変換が大事。体を動かすだけで本気っぽくなる。
 ④分かりやすく。誰でも分かるネタを。素人が書いているから、分かりやすくしないと
  読んでもらえない。
 ⑤「ずらす」。ネタのパターンも決まってくる。
 ⑥読者参加企画は半完成品を。自由度をなるべく低くして、気楽に。
 ⑦書いたばかりの文章は面白い。

 と、当日のtwitterメモから引っ張ってきた。便利だ、twitterメモ(笑)


 個人的には、終了間際にお話されていた「考え過ぎても思いつきでもヒット打率はあまり
 変わらない。だから、なるべく多くコンテンツを出す」という考えが刺さった。

 あの、「ユルい」サイトはこういう考えでできていたのか!と思うと、さらに味わい深く
 なりますね(笑) 






とりあえず、ACフォーラム振り返り【前編】はここまで。

【中編】はPRパートだけ抜粋して書きます(笑)