『ブルターニュの光と風 モネ、ゴーギャン、ボナール -遥かなる理想郷』(福島県立美術館) | 空色ノートのブログ

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福島県立美術館(福島県福島市)で開催中の、『ブルターニュの光と風 モネ、ゴーギャン、ボナール -遥かなる理想郷』を観てきました。


美しい自然と独自の文化を持ち、多くの画家に愛されてきたフランス・ブルターニュ地方。
この展覧会では、カンペール美術館の収蔵品を中心に、ブルターニュを題材に描かれた作品・約70点が紹介されています。

特に、
テオドール・ギュダン《ベル=イル沿岸の暴風雨》(はっとするような神々しさ。動物探しも楽しい)
アルフレッド・ギユ《コンカルノーの鰯加工場で働く娘たち》(女性達の表情が明るく楽しげ)
リュシアン・レヴィ=デュルメール《パンマールの聖母》(じっと見つめられているよう。額縁までこだわりを感じる)
アルフレッド・ギユ《さらば!》(悲劇でありながら、美しくドラマチック)
アレクサンドル・セジェ《プルケルムール渓谷、アレー山地》(のどかな風景に心が和む。馬が可愛い)
クロード・モネ《ルエルの眺め》(緑の香りが感じられそう)
クロード・モネ《アンティーブ岬》(涼しげな一枚。松の木が印象に残る)
フェルディナン・ロワイアン・デュ・ピュイゴドー《藁ぶき屋根の家のある風景》(胸に染み入るような暖かい色)
モーリス・レオナール《ビグダンの祭り》(白昼夢を思わせる)
が良かったなぁ…と。

最初の展示室は大型の作品が多く、とても見応えがありました。

会期は、8月27日までとなっています。


常設展示 第Ⅱ期コレクション展 では、
木下 春《機織》
角田 磐谷 (つのだ ばんこく)《漢織呉織之図(あやはとりくれはとりのず)》
クロード・モネ《ジヴェルニーの草原》
カミーユ・ピサロ《エラニーの菜園》
など、好きな作品も観ることができ、嬉しかったです。
勝田 蕉琴 (かつた しょうきん)《写生画稿》も、興味深く眺めました。

ただ、大好きな
佐藤 玄々 (朝山)《山兔》
を観忘れてしまい、それだけが残念でした。

こちらの会期も、8月27日までとなっています。