『宮内庁三の丸尚蔵館所蔵 皇室の名品展 皇室の美―東北ゆかりの品々』(宮城県美術館) | 空色ノートのブログ

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宮城県美術館(宮城県仙台市)で開催中の『宮内庁三の丸尚蔵館所蔵 皇室の名品展 皇室の美―東北ゆかりの品々』を観てきました。

東京都にある宮内庁三の丸尚蔵館では、皇室に受け継がれてきた美術品を保存・管理、調査・研究、併せて一般への展示公開を行っているそうです。
この展覧会では、その所蔵作品より、明治・大正期の洋画や近代日本画、そして東北に縁のある作品など、約50点が紹介されています。

特に、
円山応挙《群獣図屏風》(表情豊かな動物達、見ていると楽しい気持ちに)
土田麦僊《罌粟(けし)》(気品が漂う)
東山魁夷《萬緑新(ばんりょくあらた)》(思わず深呼吸したくなる)
東山魁夷《平成度 悠紀地方風俗歌屏風(ゆきちほうふぞくうたびょうぶ)》(春の華やかさと夏の爽やかさ、一度に楽しめる)
五姓田義松(ごせだよしまつ)《田子之浦(たごのうら)》(ため息が出るほど美しい風景)
大島如雲(おおしまじょうん)《菊折枝置物(きくおりえだおきもの)》(優美でありながら貫禄も感じる)
鈴木盛久(13代)《武蔵野釜(むさしのがま)》(カタツムリの形の鐶付(かんつき)が愛らしい)
《ボンボニエール(菓子入れ)》(手に取って、ひとつひとつじっくりと眺めたい)
が良かったなぁ…と。

後期も楽しみになるような、素晴らしい作品ばかりでした。

会期は、前期が10月10日まで、後期が10月12日から11月7日までとなっています。


常設展では、安田靫彦《花の酔い》、竹久夢二《ギヤマン問屋の夏》という、女性を描いた二作品が良かったです。特に《花の酔い》は心惹かれるものがあり、ぜひまた展示して欲しいなぁ…と思いました。