『無言館展 遺された絵画からのメッセージ』(郡山市立美術館) | 空色ノートのブログ

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郡山市立美術館(福島県郡山市)で開催中の『戦没画学生慰霊美術館 無言館展 遺された絵画からのメッセージ』を観てきました。


戦没画学生の作品を保管・展示している美術館、無言館(長野県上田市)。この展覧会では、未公開作を含む約130点が紹介されています。

特に、
田中角治郎《初夏(井之頭公園)》(爽やかな風が吹いてきそう)
原田新《妹・千枝子の像》《妹・悦子の像》(兄から妹達へ、優しい眼差しを感じる)
佐久間修《静子像》(小さなキャンバスから想いがあふれる)
川崎雅(ただし)《海老と貝》《あざみ於自宅》(柔らかな空気が漂う)
高橋良松《鶏頭の花図》(命の美しさと切なさが胸に迫る)
が良かったなぁ…と。

キャンバスの端が見えるよう展示されていたのが、とても印象的でした。絵画の他、写真や手紙、使っていた画材なども紹介されていました。

会期は、8月29日までとなっています。


常設展 2021年度 第2期 では、
鹿子木孟郎(かのこぎたけしろう)《水車小屋》(水音が心地よく、春が来た喜びが伝わってくるよう)
河合新蔵《ノウゼンカズラのある宿場》(幻想的な風景に惹かれる)
が特に気に入りました。

以前観て好きになった作品、
サー・ジョシュア・レイノルズ《エグリントン伯爵夫人、ジェーンの肖像》
サー・エドワード・コーリー・バーン=ジョーンズ《フローラ》
も展示されていて、嬉しかったです。

こちらの会期は、10月3日までとなっています。