岩手県平泉町にある、達谷窟毘沙門堂(たっこくのいわやびしゃもんどう)を参拝しました。

延暦20年(801年)、達谷窟に砦を構えていた悪路王(あくろおう)を坂上田村麻呂が討伐した際、記念として建てたお堂だそうです(現在のお堂は5代目)。毘沙門天が祀られています。



毘沙門堂の西側の岩壁には、大日如来、あるいは阿弥陀如来といわれる磨崖仏「岩面大佛(がんめんだいぶつ)」が刻まれています。

毘沙門堂への道すがら、悪路王にまつわる場所にも立ち寄りました。
さらってきた姫が逃げようとするのを、悪路王が待ち伏せしたという「姫待瀧(ひめまちのたき)」。

「髢石(かつらいし)」は、姫が再び逃げ出さないよう、見せしめに髪を切り、その髪を掛けた石といわれています。
