
この特別展は、東日本大震災からの復興を祈念して開催されたもの。東大寺の寺宝や史料を中心に、国宝17点、重要文化財25点を含む、約150点が紹介されています。
エントランスホールには「東大寺南大門 仁王さんのお顔」と「東大寺 大仏さまの右手」(いずれも原寸大レプリカ)が。迫力がありますね。
会場入口では「重源上人座像(模刻)」が出迎えてくれました。こちらは撮影可能です。

特に、灌仏盤(かんぶつばん)に刻まれた絵が可愛らしい「誕生釈迦仏立像及び灌仏盤」、指先が綺麗な「弥勒仏座像」、まるで生きているような「重源上人座像」(三重 新大仏寺)、当時が偲ばれる「自然木脇息(重源上人所用)」と「自然木杖(伝重源上人所用)」、頭部が印象的な「五劫思惟(ごこうしゆい)阿弥陀如来座像」(奈良 五劫院)と(東大寺)、後ろ姿も艶やかな「地蔵菩薩立像」、胸に迫る美しさの「紺紙銀字華厳(けごん)経(二月堂焼経)巻第五十九」が良かったなぁ…と。
会期は6月24日までとなっています。