
江戸時代前期の僧・円空。この展覧会では、飛騨・千光寺所蔵の円空仏を中心に、岐阜県高山市所在の約100体が紹介されています。
個人的には、驚きの大作《金剛力士(仁王)立像 吽形》、木の香りが漂う《三十三観音立像》、手の造形に苦労したであろう《千手観音菩薩立像》、力強くも優しい《両面宿儺坐像(りょうめんすくなざぞう)》が良かったなぁ…と。《迦楼羅(烏天狗)立像》や《八大龍王像》は、どこか愛らしさも感じられました。素朴で温かみのある作品は、眺めていると心が和みますね。
会期は、4月5日までとなっています。