「ふたりの時間」2012/2/2午後の日差しは うたた寝を誘うわたしは小さく あくびをしたあなたを見れば 相変わらず同じ姿勢で 本を読んでいるページをめくる長い指 紙の擦れる音わたしの視線に気がついて ふと顔を上げて優しくほほ笑む いつだってもっと恋しくなる もっと切なくなるゆっくり ゆっくりと流れる ふたりの時間ねえ、あと少し もう少しだけ そばにいてね