「寒月」2011/12/8どうしてそんなに 急いでいるの絡まる蔦さえ そのままにあなたはいつも 暗闇のほとり何があるかも 知らずに月をめぐる 大きな光の輪深い影落とす 横顔が寂しくて涙こぼれても 気づかないで空を見上げている まぼろしのように白い指先 手繰りよせるつないでいるよ 眠りにつくまでそばにいるよ 夢から覚めるまで