「さよなら」は、も少し待って
見えない場所に、隠していたのに
いつの間にか、陽の当たるところまで
流れてきて、いたのね
願って、願って、こんなに強く、想っても
祈って、祈って、こんなに涙、流しても
叶わない、夢
ここにいて、
ここにいて、
ここにいて、ください
ここにいて、
ここにいて、
ここにいて、ください
日だまりの下、消えてゆくあなた
とても、綺麗で、綺麗で、言葉さえ忘れた
そうやって、眉間にしわ寄せる癖
最後まで、直らなかったね
分かっている、この時がすべて
すがったって、追い付けはしない
ふれないのは、最後の、私のけじめ
だから、涙で前が見えなくても
あなたの、色を
あなたの、香を
あなたの、気配を
焼き付けておく
さよなら