次男は、長男に「隊長!まって〜!」と言いながら追いかけ続けていた。芝生滑りも真似っこ。お兄ちゃんと2人で一緒に滑ったりもして、幸せそうだった。
寒さのあまり、子供達も連れて県庁の中に入った。トイレに入って、手を洗って、みんなで自動販売機で飲み物を買って飲んだ。
一階に、震災の時の写真や、色々展示してあった。家族でみた。
家族であの日の時の話をした。
あの日長男が1歳9ヶ月の時だった。
断乳をした日だった。
その直後、地震が起こった、、
私達は今も生きている。新しい命も授かることができた。
夜、うちでご飯を作って、シチューを長男が全部食べてくれて嬉しかった。
偕楽園の夜梅祭で、20時40分から花火をやるから、家の屋上で毛布に包まって家族で観た。
そのあと、パパと長男は寒くて部屋に戻ってしまったけど、次男と屋上の布団に寝っ転がって、一面の星空をしばらく眺めてみた。
3歳の次男は、オリオン座の真ん中にある3つ並んだ星を見て、「ママ、あの3つの星はフォークだね!」と言った。私は、「そうだね、フォークだね!」と言った。私は、今日1日、家族で過ごせて、次男と2人でそのフォークの星を見つけることができて、私は今、幸せな人生なんだと、気づいた。
毎日、毎日、育児家事に追われているだけの人生に思っていたけど、今、星をみれることができて幸せなんだと。
毎日、愚痴ばかり言っている暇はない。
パパがもう二年間も単身赴任で、毎日大変で、ヒステリックになったり、先が不安だらけで押しつぶされそうな日々だったけど>_<、幸せな事も見つけようとすればきっと沢山感じられるんだと。
明日からは、生きている間にどれだけ幸せを感じることができるかを目標に生きてみようと思う。
毎年、この日は忘れることはないし、この日が来たら、現実が辛く大変なものだったとしても、星をみて、今日の気持ちを思い出そうと思う。
明るく、ポジティブに生きていかねばいけないと思う!